HOME > 知財支援活動 > セミナー情報 > 報告 > パテントセミナー2015 大阪応用編 第4回 報告書

パテントセミナー2015 大阪応用編 第4回 報告書

日  時 平成27年11月28日(土)午後2時~午後4時30分
場  所 TKPガーデンシティ大阪梅田
テーマ 中国・ASEAN諸国の知財制度と現状のポイント
講  師 弁理士 山根 広昭氏、金高 善子氏、小野 正明氏
受講生 109名
コメント  パテントセミナー2015大阪応用編第4回は、日本弁理士会近畿支部国際情報委員会に所属する3名の弁理士の方々を講師にお招きして「中国・ASEAN諸国の知財制度と現状のポイント」というテーマでご講義をいただきました。100名を超える大勢の方々にご参加をいただき、「中国・ASEANの知財制度」への関心の高さがうかがえました。講義は3部構成で行われました。
 第1部は、山根広昭先生に「ASEAN特許」というテーマでご講義いただき、ASEAN各国の特許出願件数の動向、各国特許庁の特徴や審査体制の概要等についてご説明をいただいたのち、ASEAN各国の特許制度の特徴について、国別にご説明いただきました。現地で入手した情報等を交えながら、各国で特許出願をする際の留意点について、わかり易くご説明いただきました。
 第2部は、金高善子先生に「中国の知的財産制度」というテーマでご講義をいただきました。金高先生は、セミナーの数日前に中国から帰国されたばかりで、現地で入手された最新の知財動向に触れつつご講義をいただきました。中国の特許制度、実用新案制度、意匠制度についてご説明をいただき、特に、中国においては、実用新案制度を有効に活用することが重要である旨を強調しておられました。
 そして第3部は、小野正明先生に「中国・ASEAN諸国の商標制度」というテーマでご講義をいただきました。講義では、中国、タイ、ベトナム、インドの商標制度の概要について、熱い口調で判り易くご説明いただきました。また、国際情報委員会が現地調査で入手した情報のうち、受講者の皆様に有用と思われるものを幾つかご紹介いただきました。
 3名の先生方には大変盛り沢山の講義内容をご準備いただいていたため、駆け足での説明になってしまったところがありました。このため、受講者の中には、もっと深く聞きたかったと感じた方もおられたことと思います。。許されるのであれば、国際情報委員会と連携したセミナーを来年度以降も開催させていただき、今回説明しきれなかった点等を含めた続編を是非実現させたいと感じました。

執筆者:柳瀬 智之




山根広昭氏


金高善子氏


小野正明氏


会場の様子

« 戻る

  • キャラバン無料 交通費も完済会負担 知財訪問コンサル
  • 無料相談会のご予約 大阪 京都 奈良