パテントセミナー2016 大阪応用編 第1回 報告書
日 時 | 平成28年9月24日(土)午後2時~午後4時30分 | ||
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場 所 | TKPガーデンシティ大阪梅田 | ||
テーマ | ケースから学ぶ知的財産権侵害訴訟の実務のポイント | ||
講 師 | 弁護士・弁理士 三山 峻司氏 | ||
受講生 | 134名 | ||
コメント | パテントセミナー応用編第一回目は、弁護士・弁理士の三山峻司氏による「ケースから学ぶ知的財産権侵害訴訟の実務のポイント」をテーマとしたご講演でした。注目されることの多い「訴訟」を題材とし、また実務の面からのアプローチであったため、多くの方が参加されました。 三山弁護士・弁理士は、侵害訴訟を訴訟提起前、訴訟提起時、訴訟継続中、訴訟終結時、訴訟終了後と細かい段階に分け、各段階における実務のポイントについて説明されました。著名な判例を取り上げつつ、さらに、三山弁護士・弁理士ご自身の訴訟の経験について触れつつ、「先例を見て勝てる仕込みをする」「迂闊な警告は反訴の元になる」「美感を起こさせるのは図面ではなく実際の製品」「ダメと思った時からが始まり」など、実務に即した重要なポイントを挙げられました。 三山弁護士・弁理士は、「教科書には書いてあるような論点ではなく、実際の訴訟の舞台裏や苦労した点を伝えたい」というスタンスで、話をされました。訴訟を経験された方には共感するところの多い内容であり、また訴訟を経験されていない方には具体的な事情を知ることができる内容であり、全ての参加された方にとって極めて有意義なご講演であったと思います。 執筆者:中山 聡
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