パテントセミナー2017 京都 午後の部 報告書
日 時 | 平成29年11月25日(土)午後2時~4時30分 | ||
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場 所 | 京都リサーチパーク | ||
テーマ | 知的財産で引き出す会社の底力 ~中小企業のための知財活用策~ | ||
講 師 | 弁理士 土生 哲也氏 | ||
受講生 | 37名 | ||
コメント | パテントセミナー2017の京都午後の部では、弁理士の土生哲也氏をお招きして「知的財産で引き出す会社の底力 ~中小企業のための知財活用策~」というテーマでご講義頂きました。 講義において、「知的財産」の意義を「企業活動における様々な工夫の成果」と解釈すると、「知的財産」は、商品やサービスに工夫をしている企業になら必ず存在しているとご説明されました。企業における知的財産の取り扱いとしては、知的財産を「創る」、知的財産に「形をつける」、知的財産を「外部にはたらかせる」の3つがあるとのことです。知的財産に「形をつける」ことは、例えば、産業財産権を取得する、ノウハウを営業秘密として管理すること等です。 そして、知的財産は、いわゆる活用をしなくても、「形をつける」だけで価値がある、すなわち「形をつける」だけで生じる効果があるとご説明されました。この効果として、「他との違いを見える化する」、「工夫の成果を企業の財産にする」、「創意工夫の促進で社内を活性化する」ことを挙げられ、具体的な企業の成功事例を用いながらご説明頂きました。続いて、知的財産を「外部にはたらかせる」ことによって生じる効果をご説明されました。「ライバル企業の動きをコントロールする」、「取引先との交渉力を強化する」、「顧客にオリジナルティを伝える」、「パートナーとの関係をつなぐ」、「顧客の安心を保障する」との効果が、知的財産を「外部のはたらかせる」ことで生じ得るとご説明頂きました。そして、この様な効果を具体的な企業の成功事例を用いながらご説明頂きました。 教科書通りではない知的財産の活かし方をご教授頂けて、目から鱗が落ちたような気持になりました。受講者の方にも大変有意義な時間をお過ごし頂けたと思います。 執筆者: 竹口 美穂
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