パテントセミナー2017 姫路 報告書
日 時 | 平成29年11月4日(土)午後2時~4時30分 | ||
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場 所 | 姫路商工会議所 | ||
テーマ | 基礎から学ぶグローバル特許出願戦略 | ||
講 師 | 弁理士 上羽 秀敏氏 | ||
受講生 | 18名 | ||
コメント | パテントセミナー2017の姫路パテントセミナーが、姫路城近くの姫路商工会議所にて、11月4日に開催されました。3連休の「中日」にも拘わらず、多数のご出席がありました。今年度は、外国特許出願に精通しておられる上羽秀敏弁理士を講師にお迎えして、「基礎から学ぶグローバル特許出願戦略」というテーマで、ご講義頂きました。 講義の前半では、パリ条約、パリルートおよびPCTルートについてご解説いただきました。いずれも、要点を中心に過不足なくご説明いただきました。PCTの国際予備審査が使用されなくなった経緯や、PCT出願をする最大のメリットについても丁寧にご説明いただきました。 講義の後半では、各国の制度をご解説いただきました。最初にEPについて、次いで米国について、ご解説いただきました。とくに、日本の制度とは異なるFinal Office Actionの扱いや、日本の制度にないAdvisory ActionやRCEの扱い、実務上判断の難しいIDSについて、時間をかけて丁寧にご説明いただきました。講義の最後には、「費用を最低限に抑えた形でのグローバル出願戦略」をご提案いただきました。 制度の沿革的な話や、実務上の留意点を随所に盛り込んでいただき、「ご経験豊かな上羽弁理士ならでは」の素晴らしいご講演になりました。上羽弁理士は、難しいことをシンプルかつ深く話されており、非常に分かり易い講義であったかと思われます。アンケート結果では、「とても満足している」にチェックをされた方が非常に多く、非常に満足度の高い講義になりました。 執筆者:五郎丸 正巳
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