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平成30年度知的財産権に関するセミナーin MOBIO-Cafe(第1回)実施報告書

日  時 平成30年7月25日(水)午後6時30分~8時
会  場 ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)
主  催 日本弁理士会近畿支部、ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)
テ ー マ 「事例から学ぶネーミング~「効果的なネーミング」について考える~」
講  師 服部 京子
参 加 者 19名
講義内容

 最初にブランドとは何かについて簡単に説明がされた後、ネーミングの事例説明がされた。例示された会社(小林製薬)のホームページには、経営理念、顧客志向の考え、行動原理が掲載されているが、同社の商品商標(のどぬ~る等)は、前記行動原理を体現したものであり、ネーミングによってブランド(同社の商品イメージ)を確立している点について説明がされた。
ネーミング手法の紹介では、商品の細分化へ対応するだけでなく、商品の種類別での大きなくくりの中で強いブランドを確立する手法について説明がされた。
同社のネーミングのメリット及びデメリットについて説明し、デメリットに対し同社が実施している宣伝広告活動等による対処策についての説明がされた。
商品商標を個々に定めるのではなく、(1)会社名をブランディングする手法、(2)需要者にとって分かり易い規則性のある型番を商品のネーミングとして用いる手法について、具体的な例を挙げて説明がされた。
さらに、登録商標の普通名称化の問題、その予防策について事例を挙げながらの説明がされた。また、日本国内だけでなく、世界各国に展開する際に気を付ける事項と、実際の各社の対処例との説明がされた。
最後に質疑応答が行われ、聴講者から普通名称化してしまった登録商標の現在について、質問があり、講師から、該当商標の登録状況についての回答があった。


以上
(執筆者:近畿支部知財普及・支援委員会 大森 勇)



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