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パテントセミナー2018 大阪外国編 第3回 報告書

日  時 平成30年11月10日(土)午後2時~午後4時30分
場  所 日本弁理士会近畿支部
テーマ 外国商標入門から応用まで
~海外進出を検討中の企業が知っておきたい3つのポイント~
講  師 弁理士 石川 克司 氏
受講者 74名
コメント  パテントセミナー2018の大阪外国編 第3回目は、商標の外国出願について豊富な実務経験をお持ちの弁理士 石川克司氏をお招きして「外国商標入門から応用まで」というテーマでご講義いただきました。
 講義は、最初に「何故ブランド戦略が大事なのか」、「何故ブランドが模倣されるのか」等についてトラブルの実例を交えてご説明頂き、その本質を踏まえて、各制度の具体的内容をご説明頂くという流れでした。ブランド価値を高めることにより、価格競争からの脱却、宣伝広告費用の削減等の利益が得られる。ブランドの模倣は、単に「字づら」が模倣されているのではなく、これらの利益が盗まれることであり大問題である。そして、これを防ぐ手段が、具体的に分かり易く説明されていたのが印象的でした。
 また、日本の商標制度を理解し、これと対比するかたちで勉強すれば、外国商標は決して怖くない(難しくない)ことを参加者に語りかけるように説明され、それに沿って、日本、中国、韓国、台湾、米国、欧州、マドリッドプロトコルについて対比的な説明が進められ、非常に分かり易い講義内容でした。
 講義終了後に多くの参加者が質問の列を作られる等、非常に有意義なセミナーとなりました。

執筆者:大塚雅晴





講師:石川 克司氏


会場の様子

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