パテントセミナー2018 大阪応用編 第3回 報告書
日 時 | 平成30年12月15日(土)午後2時~4時30分 |
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場 所 | TKPガーデンシティPREMIUM大阪駅前 |
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テーマ | 知的財産契約のツボ | ||
講 師 | 弁護士・弁理士 森本 純 氏 | ||
受講者 | 181名 |
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コメント | パテントセミナー2018の大阪応用編第3回目は、弁護士・弁理士の森本純氏を招き「知的財産契約のツボ」というテーマで講義いただきました。冬の厳しい寒さとなった週末の中、今年度のパテントセミナー最多の181名もの方々にご参加いただきました。 講義は、始めに、「一般の契約実務における契約書作成の留意点」を説明いただき、それを踏まえて、知的財産契約について、「雛形から個別事情に対応した契約書へ」と題し、事例を挙げながら、一般的な条項とその問題点、それに対する対応例を説明いただきました。 契約書の意義は、法律に記載されていない事案について紛争になったときに拠り所となる規範を定めることであり、条項の記載は明確にすべきであること、また、条項の実体面のみでなく、立証責任負担を考慮・検討すべきであること等の留意点を説明いただき、各事例において、どのような条項とするのが良いのか、紹介いただきました。 また、条項の理解に齟齬があった事案の裁判例においては、契約書全体の趣旨から解釈がなされたことから、真意を秘して条項を忍ばせても、文言通りの拘束力・効果が発生するわけではないことを説明いただきました。 各事情に応じて、紛争リスクを回避した、適切な契約書を作成するのは難しいところ、具体的な事例を挙げて説明いただき、大変理解しやすく、また、今後契約実務を行うにあたって、とても参考になるご講義であり、あっという間の2時間半でした。 講義終了後には多くの参加者が質問の列を作られました。また、参加者の方からは「とても勉強になりました」との感想をいただきました。多くの参加者の皆さまにとって非常に有意義なセミナーとなったことと思います。 執筆者: 三方 英美
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