パテントセミナー2018 兵庫 午後の部 報告書
日 時 | 平成30年12月1日(土)午後2時~4時30分 |
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場 所 | 三宮コンベンションセンター |
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テーマ | 知れば知るほど面白い外国特許制度のポイント~ASEAN・中国・インド~ | ||
講 師 | 弁理士 井上 一生 氏 | ||
受講者 | 57名 |
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コメント | パテントセミナー2018の兵庫午後の部は、弁理士の井上一生氏に「知れば知るほど面白い外国特許制度のポイント~ASEAN・中国・インド~」というテーマで講義いただきました。本セミナーは、国際情報委員会との連携により実現致しました。 まず講義冒頭では、各国特許制度の説明に先立ち、井上弁理士の現地での経験に基づき我が国と各国との文化の違いについて、「日本の常識は世界の常識ではない」等のキーワードを挙げつつ説明され、各国で手続を行う場合の心構えをご教示いただきました。新興国では、規定はあるものの実務上はその規定が守られない場合があるという事例を紹介していただき、法律のみでは理解しきれない各国の実情をご教示いただきました。 講義の中盤では、外国特許制度の基本的な知識や、各国で利用できる審査促進のための制度として、「PPH」「ASPEC」「早期審査制度」「対応外国出願の審査結果提出」等を紹介いただきました。 そして、講義終盤では、中国・インドとASEAN各国(合計13カ国)の特許制度のポイントを説明いただきました。どの審査促進のための制度を利用するのが有利であるか、という点を、現地特許庁や現地代理人の意見を紹介しつつ、国別に説明いただきました。 本セミナーでは、中国・インドとASEAN各国の特許制度の概要とその実情について網羅的に知ることができました。ASEAN等でスムーズに権利取得をするためのヒントが、講義の随所に散りばめられていましたので、受講者の方には大変有意義な時間をお過ごし頂けたと思います。 執筆者: 柳瀬 智之
セミナー風景
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