パテントセミナー2019 京都 午前の部 報告書
日 時 | 令和元年11月2日(土)午前10時~12時30分 |
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場 所 | 京都リサーチパーク |
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テーマ | 初めての特許・実用新案 | ||
講 師 | 弁理士 中西 康文 氏 | ||
受講者 | 61名 |
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コメント | 受講生の習熟度としては、幅広いように感じました。講義後の質疑から想像するに、知財担当者であろうと思われる方がおられる一方で、明らかに、これから特許法などについて学ぼうとされている初学者であると見受けられる方も多かったと思います。 講義内容は、特許発明、出願手続、文献調査、権利活用、異議申立、無効審判、実用新案を幅広く網羅するものでした。さらに、講義の終盤では、請求の範囲の構成要件などの説明がされました。具体的な内容として、例えば、文献調査の説明において、特許庁が発行する公報の種類などの説明がされました。さらに、それらの公報の表紙などを挙げて、見るべき個所や、そこにどんな事項が記載されているのかなどの説明がされました。また、文献の検索方法について、JPlatPatの画面を用いて説明がされました。例えば、テキスト検索や特許分類を利用した基本的な検索方法について説明がされました。 所感として、初めての特許・実用新案というタイトルの通り、特許法について、その全体像を初学者に把握させるような講義であったと感じました。また調査の説明においては、初学者であっても、すぐに実践できるような内容であったと思います。また用意された配布資料は、講義で説明された内容を詳細に表示しており、初学者が後で見返して内容を確認できる内容であると感じました。 質疑応答では、難しい内容の質問が多く挙がっており、関心が高いと思われます。そして、講義の終了後においても、中西弁理士に対し追加の質問が複数ありました。中西弁理士は、それらの質問に対し、講義終了後の30分以上の時間をかけて、丁寧に対応されました。 以上
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