パテントセミナー2019 京都 午後の部 報告書
日 時 | 令和元年11月2日(土)午後2時~4時30分 | ||
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場 所 | 京都リサーチパーク | ||
テーマ | 初めての意匠・商標 | ||
講 師 | 弁理士 竹内 公孝 氏 | ||
受講者 | 49名 | ||
コメント | パテントセミナー2019の京都午後の部は、竹内公孝弁理士をお招きして「初めての意匠・商標」というテーマでご講義いただきました。受講者は、京都、滋賀、大阪、奈良などの近郊の企業、公的機関に所属する方々が大半でしたが、中には岡山や福井など遠方からお越しいただいた方も見受けられました。 講義の最初に、竹内弁理士から受講者の皆さんに対して、意匠と商標のどちらに興味がありますかと問い掛けをしたところ、意匠、商標ともにほぼ同じであり、竹内弁理士より商標が多いと思っていたがやや予想外であったとのコメントがありました。 講義は、前半の1時間10分が意匠制度について、後半の1時間10分が商標制度についての内容で、その間に10分間の休憩時間を設けるという構成で進められました。意匠制度、商標制度ともに、制度全般にわたる説明から始まり、調査や外国出願について言及されました。そして、各講義の終わりには、類比判断に関する審決の内容を事例として紹介されました。基礎的知識のみならず、実務的知識まで踏み込んだ内容となっており、密度の高い講義だったのではないかと思います。 講義中では質疑応答の時間がありませんでしたが、講義終了後、個別に質問に応じるとのアナウンスをしていたところ、数名の方が竹内弁理士に駆け寄り質問をされていました。受講者の皆さんは、今回の講義を通じて、意匠、商標というものがより身近に感じられるようになったのではないかと思います。 執筆者:関西会知財普及・支援委員会 成田 謙也
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