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パテントセミナー2019 大阪基礎編 第3回 報告書

日  時 令和元年11月9日(土)午前10時~12時30分
場  所 日本弁理士会関西会
テーマ 特許調査入門 ~日本の特許文献・外国の特許文献の調べ方~
講  師 弁理士 原 晶子 氏
受講者 101名
コメント  パテントセミナー2019の基礎編第3回は、原晶子弁理士をお招きして「特許調査入門」というテーマでご講義いただきました。受講者も100名を超える大勢の方々にご参加いただきました。
 講義の最初に特許調査は何のために行うのか、また、特許調査は、目的に応じて調査を行うタイミング等が異なることをわかり易く説明されました。その後、自動車の自動ブレーキの調査事例について、説明されました。J-PlatPatにおける調査はキーワードで検索を行う場合、何を説明するキーワードかを仕訳したうえで、出願書類の項目との関連性を決定して調査を行うと効率的であることを説明されました。また、キーワードには、類似語があるので注意する必要があることを述べられました。
 実際に、J-PlatPatを使用して、調査を実演されました。
 次に、分類検索について、まず、分類コードの概要と分類の見つけ方について説明された後、上記と同じ手順で調査の方法を説明されました。キーワードとの複合検索についても説明されました。
 後半は、外国の特許調査について、PatentscopeとEspacenetを使用した検索の方法について、同じように自動車の事例の実演を交えて説明されました。パテントファミリーをうまく使うと調査の効率が上がることを説明されました。
 難解な分類コードも丁寧に説明され、受講者もわかり易かったのではないかと思います。また、調査対象の分類コードの見つけ方に時間を割いておられ、非常に参考になったと思います。
 実際に、J-PlatPat、Patentscope及びEspacenetを使用して実演されましたので、単に机上の説明のみの場合と異なって、理解が容易であったのではないか思います。
 2時間30分と長い講義でしたが、受講者は最後まで関心をもって受講されており、また、短時間の質疑応答でしたが、積極的に質問されていました。講義終了後も原弁理士のところに質問に行かれる方がおり、受講者にとっても有効な講義であったと思われます。

執筆者:関西会知財普及・支援委員会 上西 敏文


            


講師:講師:原 晶子氏


会場の様子



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