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パテントセミナー2019 大阪基礎編 第4回 報告書

日  時 令和元年11月9日(土)午後2時~4時30分
場  所 日本弁理士会関西会
テーマ 知れば知るほど面白い外国特許制度のポイント
~中国、インド、ASEANを中心に~
講  師 弁理士 井上 一生 氏
受講者 105名
コメント  パテントセミナー2019の基礎編第4回目は、井上一生弁理士をお招きして「知れば知るほど面白い外国特許制度のポイント」というテーマでご講義いただきました。受講者も100名を超える大勢の方々にご参加いただきました。
 講義は、導入部として「日本の常識は世界の常識ではない」や「ルールは守られるとは限らない」などといった表題でご自身の経験をもとに海外事情を面白くご説明されました。続いて、パリ条約の三原則に始まりルート別の出願のやり方から審査の流れなどの基礎的な知識をおさらいし、同封の「海外知財支援ガイド」の内容も紹介されました。これらで以降の講義の理解も促進されたと思います。
 各国特許制度の各論では、米国、欧州は簡単に、中国、インドを丁寧に、さらにASEAN10カ国も一カ国ごときっちりと取り上げて、それぞれの特許制度の特徴的なポイントをわかり易く説明されました。ご説明の中では、その国の裁判官とお話された実例や模倣品ばかり集めた問屋のようなデパートの写真、さらに、道端でロレックスの模倣品を売る人との会話なども紹介され、所々の笑いも交え、受講者の皆さんは興味深く最後まで関心を持って聞き入っておられました。
 講義の終了後は、井上弁理士のところに質問者の長い列ができて関心の深さを感じることができました。受講者の皆さんには新たな気づきも多く有意義な講義だったと思います。

執筆者:関西会知財普及・支援委員会 今井 寛二


            


講師:井上 一生 氏


会場の様子



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