パテントセミナー2019 滋賀 午前の部 報告書
日 時 | 令和元年11月30日(土)午前10時~12時30分 |
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場 所 | コラボしが21 |
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テーマ | 大学における産学連携・知的財産活動の奮闘 ~大学だからこその難しさ、楽しさから~ |
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講 師 | 弁理士 佐々木 健一 氏 | ||
受講者 | 38名 |
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コメント | パテントセミナー2019の滋賀午前の部は、佐々木健一弁理士をお招きして「大学における産学連携・知的財産活動の奮闘」というテーマでご講義いただきました。これまで、総合大学の産学連携に関しては多くのセミナーがあったかとは思いますが、関西医科大学という単科大学での産学連携に関するセミナーはあまり聞いたことが無かったかと思います。 佐々木弁理士は、パナソニックで知財に長く携わられてきたことから、企業では知財戦略上特許を取得していくことが当たりまえであったのと違い、大学では特に医者の先生方が特許への関心が低く何故特許を取得する必要があるのか、それがどう社会貢献につながっていくのかを説明していく必要に迫られたこと、またどのように医者の先生方に知財の大切さを啓発し、発明の発掘に繋げていったのかを詳しく説明されていました。また、外部資金の獲得方法として、製販ドリブンモデル事業やクラウドファンディングの構築についても説明されていました。 専門的な用語も噛み砕いてご説明いただき、非常にわかりやすい講義でした。クラウドファンディングに関しては、マスコミにも多く取り上げられたことから、受講者の皆さんも非常に興味深く聞かれていました。講義終了後は佐々木弁理士のところに質問者の長い列ができ、大変盛況で有意義な講義であったと思います。 執筆者:関西会知財普及・支援委員会 田中 信治
会場の様子 |