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令和元年度知的財産権に関するセミナーin MOBIO-Café(第5回)実施報告書

日  時 令和元年12月3日(火)午後2時30分~4時30分
場  所 クリエイション・コア東大阪 南館3階 クリエイターズプラザ
主  催 日本弁理士会関西会、ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)
テ ー マ 経営と知的財産 ~特許侵害で倒産しかけた社長の物語~
講  師 株式会社ナベル 取締役会長 南部邦男 氏
        弁理士 吉田昌司
        ファシリテーター 寺薗佳江、大塚千秋
受 講 者 39名
内  容

 最初の1時間15分程度、南部氏から株式会社ナベルの事業内容、卵業界の現状、事業戦略から知財戦略までお話頂いた。そのお話の中で、米国企業から訴訟を提起され、この訴訟を契機に特許(知財)の重要性に気づき、特許出願に力を入れ、クロスライセンス等の知財の活用を実践されていることをご説明された。さらには、株式会社ナベルにおける発明報奨制度や外国出願の考え方をご紹介頂いた。また、ご講演の途中で南部氏から吉田氏とファシリテーターに対して出願戦略に関するコメントを求められ、各自がそれぞれコメントする場面があった。
 ご講演後は会場から積極的に特許出願、発明報奨金、外国出願等に関する質問があがり、南部氏にそれぞれご回答頂いた。また、吉田弁理士及びファシリテーターからそれぞれ、失敗から学ばれたこと、組織力、現在の社名及びロゴ等に関する質問をそれぞれ行い、南部氏にお答え頂いた。
 最後に、南部氏から会場に向けて、経営者が知財の重要性を実感する一番効果的な方法は、経営者が訴状を実際に受け取ってみることであると述べられ、知財の重要性をあらためて力説された。


以上
(執筆者:関西会知財普及・支援委員会 大塚 千秋)



【講義の様子】


 

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