「三会による大学生を対象とした専門家講座」 報告書(大阪工業大学)
日 時 | 令和3年12月15日(水)午後1時30分~3時10分 |
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場 所 | 大阪工業大学 大宮キャンパス |
主 催 | 日本公認会計士協会近畿会・日本弁理士会関西会・大阪弁護士会(三会) |
テーマ | 財務・知財・法務から学ぶブランドの基本 〜ファッション業界の事例を参考に〜 |
講 師 | 公認会計士 川喜多 由博 氏 弁理士 竹内 美保 氏 弁護士 赤松 俊治 氏 |
受講者 | 知的財産学部生他 150名 |
内 容 |
高価格ブランドとファストファッションブランドを題材に、ビジネスモデルやライフサイクルからみたブランド戦略、ブランドに関わる権利の取得、ブランドに関わる権利の保護手法について、公認会計士、弁理士、弁護士の三士業がそれぞれの観点からその概要を説明した。今回の実務家講座は、大阪工業大学における知財関連授業の1コマにて開催されたもので、ブランドの知財を用いた保護戦略等について、学生の興味が高いと思われるファッション業界を題材に、公認会計士の川喜多氏、弁理士の竹内委員、弁護士の赤松氏にそれぞれの立場から解説していただいた。 まず、川喜多氏が、高価格ブランド及びファストファッションブランドを財務諸表や商品のライフサイクルを用いてその特徴及び採用すべき戦略を解説された。 次に、竹内委員が、これらのブランドを構成するブランド要素及びその権利化について、登録要件や手続きに触れつつ解説された。 最後に、赤松氏が、不正競争防止法や著作権にふれつつ、ブランドを保護する方策とし、刑事責任の追求、民事上の差止請求及び損害賠償請求、税関による輸入差止等を解説された。 (報告者:知財普及・支援委員会 紀田馨) |



