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令和3年度知的財産権に関するセミナーin MOBIO-Cafe(第4回)実施報告書

日  時 令和4年1月20日(木)午後2時~午後4時45分
場  所 大阪産業創造館5F 研修室AB
主  催 大阪産業創造館(公益財団法人大阪産業局)、日本弁理士会関西会、大阪工業大学、MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)
テ ー マ 模倣品対策の為に!意匠権の有効活用について
講  師 大阪工業大学大学院 知的財産研究科 教授 山田 繁和 氏
コクヨ株式会社 法務部知的財産ユニット 黒田 智子 氏
参加者 主に中小企業、大企業、研究機関、銀行などの担当者 74名(会場14名、WEB60名)
内  容  本セミナーは3部構成でした。第1部(60分)は山田先生が担当し、小休憩を挟んで、第2部(60分)を黒田先生が担当し、小休憩を挟んで、第3部(30分)として、謝博超委員をモデレータとして、事前質問を含む質疑応答に回答する構成でした。
 第1部の山田先生は、税関での取り締まりを含む事実データに基づいて、関西の模倣品に対する現状について、説明されました。その後、例えば、具体的に中小企業が国内市場を守る方策などについて、比較的に自由な立場で、思うところを率直にお話し頂きました。率直な意見は中小企業様にとって価値が高い情報であると思われます。
 第2部の黒田先生は、コクヨ様が知財を経費でなく将来の投資と捉えるようになった経緯、そして、なぜ意匠権を選択し、どのように活用しているのか、について説明されました。普段はなかなか聞くことができない内容であり有意義であったと思われます。
 第3部は謝委員をモデレータとして加えた質疑応答でした。謝委員の司会で、両講師からそれぞれの立場に基づいて、多面的な意見を引き出すことができました。

(執筆者:関西会 知財普及・支援委員会 西村 伸也)




(全景) (黒田氏の講義の様子)
(山田氏の講義の様子) (モデレータを交えた質疑応答)

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