「中小企業こそ知っておきたい!ノウハウ保護」報告書
日 時 | 令和5年3月3日(金)15時~16時50分 |
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場 所 | Zoomによるオンラインセミナー |
主 催 | INPIT-KANSAI、日本弁理士会関西会 |
テーマ | 「中小企業こそ知っておきたい!ノウハウ保護」 |
講 師 |
INPIT-KANSAI 知財戦略エキスパート 深町 裕一 氏 日本弁理士会関西会 弁理士 小沼 良平 氏 |
受講者 | 85名(セミナー事前登録者:108名) |
内 容 |
前半がINPIT-KANSAIの深町氏による企業におけるノウハウ情報の漏洩事例とその対策方法についての概要説明であり、後半はその対策方法の一つであるタイムスタンプについての深掘り説明という構成であった。以下、その内容である。 ・15時から 情報管理によるノウハウ保護 深町裕一 氏 ・ノウハウの法的保護と情報漏洩の事例。情報流出のパターンについて説明した。 ・営業秘密の法的保護。不正競争防止法の適用について説明した。 ・情報管理対策。人、組織、物理的・技術的の各手段による対策を説明した。 ・15時40分から タイムスタンプによるノウハウ保護 小沼良平 氏 ・ノウハウとタイムスタンプ。仮想事例(優越的地位の濫用防止の例)を通してタイムスタンプの活用方法を説明した。 ・タイムスタンプの仕組みと導入。タイムスタンプの仕組みと導入にあたってのコストを説明した。 ・16時40分から 質疑応答 ・タイムスタンプと電子公証との比較など数件の質問とその回答。 |
コメント |
INPIT-KANSAIと日本弁理士会関西会INPIT対応委員会との共催で、INPIT-KANSAIの会場を利用してウェブでセミナーを開催した。受講者は、関西の企業関係者が中心ではあったが首都圏や九州、沖縄からの参加者もいた。受講者が85名であり、最近にはない盛況であった。 事前に寄せられた質問ではタイムスタンプに関するものが多かったことを考えると、聴講者の多くはこれに関心があり、より実際的な面に関心があるように思われる。より実務的かつ多面的な情報の発信が必要であると感じた。寄せられたアンケート結果(アンケート回答者:61名)の内容も検討し、次回以降のセミナーの参考としたい。 次年度以降も、INPIT-KANSAIとの共催で同様のセミナーを開催できることを期待する。 |
(報告者:INPIT対応委員会 小沼良平)