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パテントセミナー2022 第2回 報告書

日 時 令和4年11月5日(土)午後2時~3時40分
テーマ 第2回「商標出願、基本の「キ」!」
形 式 Zoomによるオンラインセミナー
講 師 弁理士 大野 義也 氏
受講者 96名
内 容   「商標制度の概要」では、まず「商標」とは何か、代表例を挙げて商品やサービスの出所を示す目印という理解から始め、「マーク」と「商品・サービス」の二つの側面が有ることを指摘されました。次に、「商標権」が、「あるマークを、ある商品・サービスに使う権利」として、専用権と禁止権の両面を挙げた後、特許庁に申請して登録に至るまでを概説されました。また、「商標権」を取るメリットと国際分類、出願~登録~更新費用についても言及されました。
 「商標出願のやり方」では、自ら願書を作成すべく、様式への記入要領のほか、特許庁への願書の郵送手続きとインターネット出願についても概説されました。
 「マークの決め方」では、どんなマークが良いか、ネーミングのコツ、どんなマークはだめ?か例示し、出願するマークは文字(標準文字)、図形のほか色・音も出願できることを付言されました。
 「マークの調べ方」では、J-PlatPatを用いて先行商標を調査する手順が示されました。
 「商品・サービス、区分の決め方」では、商品・サービスが不明確だと審査に通らないので、OKリスト(推奨記載)から探すのがベターであり、次に他社のやり方、登録例をマネすることを奨められました。
 「注意点」として、登録商標の使用義務、本人出願の場合の期限管理等に注意を喚起し、「まとめ」として、本人手続きと専門家(弁理士)依頼を対比し、メリットデメリットを論議されました。

以上

(執筆者:関西会 知財普及・支援委員会 川瀬 直樹)

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