パテントセミナー2022 第3回 報告書
日 時 | 令和4年11月12日(土)午前10時~11時40分 |
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テーマ | 第3回「100分でまるわかり!意匠入門」 |
形 式 | Zoomによるオンラインセミナー |
講 師 | 弁理士 五郎丸 正巳 氏 |
受講者 | 111名 |
内 容 |
最初に意匠登録出願を検討するべき3つの事例を提示し、受講者に考えさせることから講義を始めました。続いて意匠制度の概要として、意匠とは何か、どのような登録例があるか、物品と離れた画像、建築物、内装、など新しく保護対象となった意匠、登録要件、出願から意匠権取得までの流れ、意匠権の効力、部分意匠、関連意匠、秘密意匠、組み物の意匠などについて解説していただきました。特に関連意匠による権利範囲の拡大例について手厚く説明されました。また不競法、商標、著作権との対比もされました。特に良く売れて周知性を獲得した意匠については立体商標の登録を目指すべきであるという講師の見解は報告者には興味深かったです。次いで意匠権取得のメリットとして侵害が分かりやすいこと、意匠権と特許権、意匠権と商標権、意匠権と特許権と商標権の知財ミックスの事例が解説されました。最後に冒頭に提示した3つの事例問題に対する講師の回答例が示されました。 質疑応答はQ&Aに出された質問を講師が選んで回答していただきました。多数の質問が有りましたが10問ほどの質問に回答していただきました。またテキストに講師のメールアドレスを示しており、受講生からのメールによる質問に回答するとのことでした。 以上 (執筆者:関西会 知財普及・支援委員会 萩森 学) |