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セミナー報告書「令和4年度 第4回 知的財産権に関するセミナー in MOBIO-Cafe」

日  時 令和4年9月9日(金)午後2時30分~午後4時30分
場  所 クリエイション・コア東大阪 南館2階 セミナールーム
主  催 日本弁理士会関西会、ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)
テ ー マ 商標「ネーミング」の活かし方と落とし穴
講  師 弁理士 泉谷 透
弁理士 謝 博超
参加者 62名(会場21名、Web41名)
内  容

 セミナーは、第1部を泉谷氏、第2部を謝氏がそれぞれ講演されました。第1部及び第2部の主な講義内容は以下の通りです。
・第1部のテーマ:「商標登録の『表と裏』教えます。」
 前半は、商標の基礎知識(商標の種類、商標の機能、商標権、商標の使用、商標登録までの流れ等)について事例を挙げて説明され、商標登録は事業を行う上で盾と矛であることを説明されました。後半は、商標登録のハードルとして主に商標法第3条1項各号、第4条第1項第11号の要件について、登録されにくい商標の具体例を説明されました。また、事業を行う上での保険や責任として商標登録の必要性について説明され、最後に、「良い商標」及びネーミングの作成事例を説明されました。
 第1部は、講義のボリュームがあったため、最後の「良い商標」及びネーミングの作成事例の説明は駆け足になり、予定時間より10分程オーバーして終了しました。
・第2部のテーマ:「ゆっくり茶番劇事件から読み取るビジネス上のリスクおよび対策」
 前半は、「ゆっくり茶番劇事件」に関するYouTubeを見た後、「ゆっくり茶番劇」の商標登録が与える社会的影響や課題について説明され、「ゆっくり茶番劇」を例に商標登録がビジネスに与える影響等についても説明されました。後半は、商標弁理士の仕事や商標管理の方法等について例を挙げて説明されました。
 第2部終了後に両講師に対する質問等を会場及びWeb参加者から受け付ける予定でしたが、第2部の開始が10分程度遅れて開始されたため、休憩及び質疑応答は省略されました。ただし、会場では、講演終了後に、参加者から講師に質問等する時間が設けられました。

以上
(執筆者:関西会 知財普及・支援委員会 大塚 千秋)



第1部の会場の様子 第2部の会場の様子



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