HOME > 知財支援活動 > セミナー情報 > 報告 > セミナー報告書「令和4年度 第5回 知的財産権に関するセミナー in MOBIO-Cafe」

セミナー報告書「令和4年度 第5回 知的財産権に関するセミナー in MOBIO-Cafe」

日  時 令和4年12月6日(火)午後2時30分~午後4時30分
場  所 クリエイション・コア東大阪 南館3階 研修室B・C
主  催 日本弁理士会関西会、ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)
テ ー マ 経営に活かす「SDGsと知的財産戦略」について
講  師 サラヤ株式会社 商品開発本部 濱野 辰之 氏
参加者 15名
内  容

 前半は、「SDGsの概要」、「企業とSDGs」と題して、SDGsについての基礎知識と、企業がどうしてSDGs活動を行うのかについて解説いただいた。講師はSDGsを「大局的な視点でいえば最終的にめぐり廻って自分に返ってくるもの」と説いた上で、企業にとってSDGsへの取り組みの障壁は決して高くないが、中長期にわたり持続できる目標設定と、会社の存在価値を客観的に捉えて社会に理解してもらえる情報発信が重要であることについてご指摘いただいた。
 後半は、会社の概要と「SDGs以前」から現在に至る取り組みの歴史についてご説明いただき、低品質な模倣品の出現が企業として知財でSDGsを意識するきっかけとなったこと、また、自社の環境関連技術を商標でブランド化する取り組みなどを具体的に紹介していただいた。
 最後に、「知財のガバナンス」と題して、自社がSDGsを意識して知財を考えたわけではなく、SDGsのための特別な知財対応は必要ないが、事業戦略や目指すべきゴールにおける企業の独自性は知財を活用して体現できることなどについてご説明いただいた。

以上
(執筆者:関西会 知財普及・支援委員会 泉谷 透)







« 戻る