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日本弁理士会関西会×INPIT-KANSAI共催セミナー・トークセッション 「中小企業経営における知的財産の役割」 報告書


日 時 令和5年11月27日(月)午後1時30分~5時
テーマ 「中小企業経営における知的財産の役割」
会 場 ナレッジキャピタルカンファレンスルームタワーC Room C05
(大阪市北区大深町3番1号グランフロント大阪タワーC 8階)およびオンライン
内容・講師 講演1「特許庁の中小企業施策と今後の展望」
・特許庁 総務部 普及支援課長 加藤 和昭 氏
講演2「企業における知的財産活動について」
・平安伸銅工業株式会社 常務取締役 竹内 一紘 氏
トークセッション「中小企業経営における知的財産の役割」
・平安伸銅工業株式会社 常務取締役 竹内 一紘 氏
・大阪商工会議所 経営指導員(中小企業診断士) 松川 晶 氏
・特許庁 産業財産権専門官 鎌田 雄志 氏
・日本弁理士会関西会 弁理士 熊野 剛 会員
・日本弁理士会関西会 弁理士 青木 覚史 会員
・ファシリテータ:INPIT-KANSAI 大河 卓郎 氏
ネットワーキング(座談会)/会場参加者限定「参加者の皆様との意見交換」
・会場出席者の皆様
   特許庁、日本弁理士会関西会、大阪商工会議所、INPIT-KANSAI
受講者 98名(会場16名、オンライン82名)
内 容  本イベントは、webと対面のハイブリッドで講演とトークセッションを行う第一部と、対面限定で中小企業からの参加者を囲んで意見を交換する第二部との二部制で実施された。特許庁の加藤氏の講演では中小企業の特許・商標等の出願推移の説明や、中小企業に対する施策の紹介などがあった。平安伸銅(株)の竹内氏の講演では、コモディティ化して利益率の低かった主力製品のつっぱり棒について、先代から会社を引き継いだ後、デザインを重視してブランド構築を図った結果、売上が伸長して利益率も大きく改善できたことなどを話された。トークセッションでは、特許庁の鎌田氏、竹内氏、大阪商工会議所の松川氏及び関西実務系委員会(熊野会員、青木会員)の異なる立場のパネリストが中小企業経営と知財の関係などについて討論した。
 第二部の座談会に残った中小企業の参加者は少なかったが、平安伸銅の竹内氏と支援側のメンバーとで活発な意見交換が行われた。


以上

(執筆者:関西会 関西実務系委員会 委員 辻本 貴士)

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