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セミナー報告書 日本弁理士会関西会×INPIT-KANSAI オンラインセミナー 「中小企業における営業秘密マネジメント入門」


日  時 令和6年8月2日(金)14時00分~16時40分
(セミナー:14時00分~15時00分、ワークショップ:15時10分~16時40分)
場  所 会場(グランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC9階)
及びZoomによるハイブリッドセミナー
主  催 INPIT-KANSAI、日本弁理士会関西会
演  題 セミナー:「中小企業が今すぐ取り組める営業秘密管理入門」
ワークショップ:「事例に基づく知財保護、営業秘密保護の検討」
講  師 セミナー:日本弁理士会関西会 知財経営促進委員会 富永 浩司
ワークショップ:INPIT-KANSAI 知財戦略エキスパート 深町 裕一 氏
(ワークショップのファシリテーター:日本弁理士会関西会 知財経営促進委員会 松下計介、小沼良平)
受講者 68名(会場:8名、オンライン:60名)
内  容

(1)セミナー
営業秘密の管理を説明するために、発表資料を主として、以下の2つのセクションに分けた。
●不正競争防止法上の営業秘密を説明するセクション
●営業秘密の管理手法を説明するセクション

前半のセクションでは、「法上の営業秘密」、「営業秘密の三要件」、「その他秘密情報(営業秘密に該当しない場合)の取扱い」について説明した(約35分)。
また、後半のセクションでは、「情報漏えい対策の流れ」、「5つの対策の目的」、及び「具体例」について、少し駆け足になったが、説明した(約15分)。
最後に、Zoomのコメントとして頂いた質問に対して回答をした(約10分)。

(2)ワークショップ
ワークショップ(事例に基づく思考、議論を通じた知財の体験的理解)では参加者を2つのグループに分け(1グループ4名+ファシリテーター1名)、講師が事例に関する質問を投げかけチーム単位で議論、発表し理解を深めるものであった。所要時間は90分であった。
上記事例はINPIT-KANSAIが事前に準備した、判例(事件番号:令和2年(ワ)第8168号)に基づくものであった。質問は「新規開発のまつ毛の装着方法」について、「問1:知財権による保護」、「問2:秘密管理性を確保するための取り組み」に関するものであった。
ファシリテーターは各チームの議論が適切なゴールに向かうように支援、助言するものであった。具体的には、参加者から知的財産に関する質問に対して回答し議論が本題から外れないようにした。また、議論が進捗しない場合は簡単な質問や違う見方などを紹介、説明する等により議論を促進し、参加者の関心を喚起するように努めた。


(報告者:知財経営促進委員会 富永浩司、小沼良平、松下計介)

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