①島津製作所の紹介、②島津製作所知的財産部の紹介、③“知財部らしくない”仕事、④企業知財部員として思うこと、の4部構成で講義していただきました。
①では、島津製作所の初代及び二代目島津源蔵氏が掲げた社是と経営理念、沿革、そして現在の島津製作所の事業分野及び取り組むテーマを説明していただきました。また、事業分野・テーマに関しては、医療、医薬、食品、環境・エネルギー、化学、マテリアル、電機、半導体、インフラ、モビリティ、と事業分野が多岐にわたること、計測機器の売上高比率が最も高いことを説明していただくと共に、各分野で使用されている計測機器や医用機器を紹介していただきました。
②では、島津製作所の知的財産部の組織体制とビジョン・ミッション・バリューについて、また、知的財産部の業務である、社員に対する知財教育、新事業創出と事業継続の支援の内容について説明していただきました。
③では、知的財産部の本来の業務とは別に渡辺氏が取り組んでおられる“知財部らしくない”仕事として、ウェブページ作成、社内に向けた知財情報の発信、営業部や事業部等の他部門との連携、社内の空間づくりについて説明していただきました。社内の空間づくりでは、実際に島津製作所内に設置された空間である、知的財産部の打ち合わせスペース「知財の価値と誇りを感じる空間“I’sPace”」や、製品等の展示スペース「社外と共創・協働する空間”KyoLabs”」を映像と共に紹介していただきました。
④では全体のまとめとして、渡辺氏が企業知財部員として思うことを述べていただきました。
講義後の質疑応答では、受講者6名からの質問に対し回答されました。
以上
(執筆者:関西会 知財普及・支援委員会 市岡牧子)
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