令和6年度「弁理士の日」記念事業 知財ふれあいフェスティバル 報告書
日 時 | 令和6年7月6日(土)10:00~16:00 |
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会 場 | ツイン21 アトリウム(大阪府大阪市中央区城見2-1-61) |
テーマ | 身近に楽しむ知的財産 弁理士と学ぼう、あそぼう、ものづくり |
参加者数 | 916名
<Ⅰ ステージパート> |
内 容 |
7月1日の「弁理士の日」を記念して、令和6年7月6日(土)にツイン21アトリウムにおいて「知財ふれあいフェスティバル」を開催しました。令和元年度以来、5年ぶりの当会場での開催となりました。イベント当日は、心配していた降雨はなく、とても暑い日でしたが、多くの方にご来場いただき、大変盛況なフェスティバルとなりました。(文責:三方 英美) ![]() ![]() [B]サイエンスショー 講師は、関西会の吉岡亜紀子会員が担当し、「手作りでんきの大実験!」を合計3回披露していただきました。コイルと磁石を使ったり、プラスチックのパイプをタオルでこすったりして手作りしたでんきで、LEDや蛍光灯を光らせたときには、子どもたちから歓声があがり、吉岡会員の問いかけにも大きな声で応えてくれていました。モータの回転軸に取り付けたファンをうちわや手持ち扇風機、蒸気等で回転する実験では、手作りでんきでオルゴールが見事に鳴り響き、大変盛り上がり、子ども達だけでなく大人の方も存分に楽しんで頂きました。(文責:東山 香織) ![]() ![]() [C]はっぴょんとのじゃんけん大会 参加者(小学生以下)がステージに上り、はっぴょんと1対1でじゃんけんを行いました。じゃんけんは、はっぴょんのアテンド役が団扇を使って行いました。参加された方には、記念品としてエコバッグをプレゼントしました。参加枠は50名で、募集を開始してすぐに〆切となりました。(文責:中野 賢太) ![]() ![]() <Ⅱ フロアパート> [D]サンドアート体験(藤野興業株式会社) 藤野興業株式会社様にご協力いただき、サンドアート体験を実施しました。サンドアート体験は、サボテンを一つ選び、透明のガラス瓶にサボテンを入れ、その周りに色とりどりのびんから生まれたガラス砂(ガラスサンド)を敷き詰めてオリジナルのボトルアートを作ります。 各テーブルでは、藤野興業株式会社様のスタッフの方に作り方を教えてもらいながら、子供たちが熱心に思い思いのガラスサンドを瓶に敷き詰めてサンドアートの制作を楽しんでいました。時間をかけて細かく模様を作る子や大きな模様を作る子など、完成した作品はどれも子供たちの個性が感じられる作品に仕上がっていたのではないかという印象です。完成した作品は袋に入れ、安全に持って帰れるようにしていただきました。また、ガラス瓶回収からガラスサンドができるまでや、できたガラスサンドがどのように使用されているか等を説明したパネルも展示していただきました。(文責:新坂 直子) ![]() ![]() [E]展示ブース(大阪税関) 大阪税関のブースでは、真正品と模倣品を展示して模倣品はどちらかを当てるクイズや折り紙コーナーを設けて頂きました。大阪税関のイメージキャラクターであるカスタム君のガチャには多くの子供たちが並び、何色のバッチが当たるか楽しんでいました。写真撮影ができる顔出しパネルも展示して頂きました。今年もカスタム君に登場して頂きました。(文責:塚本 真由子) ![]() ![]() [F]クイズコーナー 「日本弁理士会関西会」の風船を参加賞としたクイズを実施しました。発明や特許制度、弁理士についてのクイズを親子で話し合いながら回答してもらうことで、知財への関心を高めてもらうきっかけとなりました。親子連れの来場者のほぼすべてが参加し、昨年を大きく上回る個数の風船を配布できました。風船を手にした子供たちは笑顔になり、会場全体も色とりどりの風船で華やいで、イベントへの演出効果も高かったと思われます。(文責:泉谷 透) ![]() ![]() [G]発明工作教室 万華鏡 「万華鏡」の工作は、小学校低学年をターゲットにしたコンテンツですが、更に年少の子どもであっても短い時間で「できた」という実感を得ることができるため、例年人気です。出来上がったものを想像しやすかったからか、多くの子どもたちに「万華鏡をつくりたい」と思ってもらえたようで、長蛇の列ができました。 子どもたちは期待通り、集中して作品を作成していました。用意された多色ペンを使って大事そうに仕上げていく姿や、講師のアドバイス通りに、出来上がった万華鏡で色々な光を覗いた後に見せる驚きや満足げな表情に、講師を含む運営スタッフ側も皆、充実感を覚えたと思います。分かりやすい言葉で工作の内容を説明したり、原理や応用について保護者の方から質問を受けたり、弁理士が講師をする意義も感じることができました。 ツイン21アトリウムでの実施は令和元年度以来でしたが、そのときに運営に参加されていた経験豊富な委嘱講師と委員に担当していただけたため、準備の不備から道具が不足してしまったタイミングも臨機応変な対応で事なきを得て、大変助かりました。(文責:八木 まゆ) ![]() [H]発明工作教室 がりがりトンボ 「がりがりトンボ」の発明工作教室では、割りばし側面の表面に棒やすりでギザギザを作成して、割りばし先端に紙で作成した円形のプロペラを画鋲で固定することで「がりがりトンボ」を作成します。割りばしのギザギザを他の割りばしで擦ると「がりがりトンボ」のプロペラが回転します。プロペラ中央に作成した孔に若干遊びがある状態に画鋲を挿入しなくては、プロペラは回転せず、ギザギザの深さや、擦り方によってプロペラの回転し易さが変わります。少し難しい工作ですが、未就学児の様な小さい子でも保護者の方や工作担当者に手伝って貰いながら、真剣に棒やすりを握って操作して、十分に回転する「がりがりトンボ」を完成させていました。プロペラが回転したときは、大変嬉しそうな様子で、少し難しい分、達成感がある様子でした。 棒やすりで割りばしを擦るので木の粉末が発生するのですが、この粉末は何なのか、何故木屑が発生するのかといったことを疑問に思って質問をする子もいて、摩擦で木が擦り取られてギザギザが発生することを説明することが出来ました。科学的なことも説明でき、弁理士会らしい発明工作教室となったと感じています。 お昼休みの時間を除き15時を過ぎるまで、途切れることなく長蛇の列が出来ており、これだけ多くの保護者が弁理士会のイベントに我が子を参加させたいと思って下さったことは、大変名誉なことだと思いました。(文責:竹口 美穂) ![]() ![]() [I]発明工作教室 アルソミトラグライダー アルソミトラグライダーの発明工作教室では、子ども達に、アルソミトラの種を模したグライダーをスチレンペーパ(または折り紙)とクリップとを用いて作成してもらいました。また、希望する子ども達には、作成したグライダーの飛距離を競う記録会にも参加してもらいました。 工作教室で子ども達は、グライダー全体を折り曲げる、羽部分をハサミで切る、クリップの数を増やすなどの工夫をして、少しでもグライダーを遠くに飛ばそうと試行錯誤していました。記録会では、親御さんが見守る中、子ども達は自作のグライダーを満を持して飛ばしていました。2mぐらいが飛距離の平均というなか、5mを超える飛距離をたたき出したグライダーがありましたが、作成した子によると“クリップの数を増やしたことがポイント”とのことでした。 今年のアルソミトラグライダーの参加者数は、他の発明工作教室と比較してやや少なかった印象です。事前に、工作の具体的な内容や飛距離を長くする工夫の面白さなどを分かりやすく伝えておくことが、参加者数を増やすのに重要であると思いました。(文責:中山 聡) ![]() ![]() [J]マスコットキャラクターとの記念撮影会 日本弁理士会マスコットキャラクター「はっぴょん」が計6回と、税関イメージキャラクターの「カスタム君」の着ぐるみが計4回登場しました。別々に登場することもありましたが、合計300人程度のお子様や親御さんが写真撮影をするほど大盛況で、一緒に登場すると会場は記念撮影待ちの列ができるほどの人気ぶりでした。「はっぴょん」も「カスタム君」もサービス精神が旺盛でポーズを取ったり、握手に応じたりしていたので、弁理士や税関をより身近に感じてもらうことができたと思います。(文責:中村 忠則) ![]() ![]()
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