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令和7年度「弁理士の日」記念事業 知財ふれあいフェスティバル 報告書

 

日  時 令和7年6月28日(土)10:00~16:00
会  場 ツイン21 アトリウム(大阪府大阪市中央区城見2-1-61)
テーマ 身近に楽しむ知的財産
弁理士と学ぼう あそぼう ものづくり
参加者数 373名

<ステージパート>
[A]箸技大会「箸ピー」決勝(国際箸学会):36名
[B]サイエンスショー「ロケット!」(大阪市立科学館):延べ285名
[C]はっぴょんとのじゃんけん大会:51名

<フロアパート>
[D]箸技大会「箸ピー」予選(国際箸学会):122名
[E]サンドアート体験(藤野興業株式会社):59名
[F]展示ブース(大阪税関):延べ307名
[G]クイズコーナー:延べ189名
[H]発明工作教室 万華鏡:165名
[I]発明工作教室 アルソミトラグライダー:109名
[J]マスコットキャラクターとの記念撮影会:延べ88名

内  容


   

<ステージパート>
[A]箸技大会「箸ピー」決勝(国際箸学会)
 今年度の「弁理士の日」記念事業 知財ふれあいフェスティバルでは、一般社団法人国際箸学会から4名の方にお越しいただき、箸技大会「箸ピー」を行いました。「箸ピー」は、箸を使って、ピーナツ(レプリカ)を何個移動できるかを競うゲームです。ステージでは、午前1回、午後1回、決勝大会を行いました。参加者は、予選を勝ち抜いた、実力の高い子どもたちばかりで、観客席からの声援を受けながら、白熱した競技を繰り広げてくれました。成績優秀者(1位、2位、3位)を表彰した後には、司会の弁理士が、我々弁理士について、また、もう1つの箸技「箸リン」に特許があることなどを紹介しました。(文責:三方 英美)

   

[B]サイエンスショー「ロケット!」(大阪市立科学館)
 大阪市立科学館のご協力のもと、関西会の吉岡亜紀子会員が講師を担当し、テーマ「ロケット!」を午前1回、午後2回の合計3回披露しました。テーマ「ロケット!」は、ロケットはなぜ飛ぶのかを子ども向けにわかりやすい内容となっており、大人も楽しく見ることができました。水素を燃やして爆発を利用して飛ばしていること、風船を飛ばしたりしてカエルのジャンプとは違う原理を利用していることなどを説明したり、また送風機の風を利用して子どもを乗せた台車を動かせ、燃焼ガスの噴射を利用してロケットを飛ばしている原理を理解してもらえる内容となっていました。そして、このショーの最後に、吉岡会員が「ロケットを飛ばそう!」と言って模擬ロケットを飛ばし、爆発音とともに模擬ロケットが上方に飛んだときには拍手が上がりました。アンコールとして模擬ロケットをもう1回打ち上げたときには、会場全体から大きな拍手が上がり、この模擬ロケットの打ち上げでもってショーが終わりました。今回のサイエンスショーは、ロケットに興味を持ってもらえる内容で子どもたちの記憶に残ったものと思います。(文責:岸本 忠昭)

   

[C]はっぴょんとのじゃんけん大会
 参加者(小学生以下)がステージに上り、はっぴょんと1:1でじゃんけんを行いました。はっぴょんが出すじゃんけんは、アテンド役がうちわを使って行いました。参加された方には、記念品としてはっぴょんのものさしをプレゼントしました。(文責:中野 賢太)

 

<フロアパート>
[D]箸技大会「箸ピー」予選(国際箸学会)
 箸技大会「箸ピー」の決勝大会を午前・午後それぞれ1回ずつ行いましたが、決勝大会への参加者を決定するための予選会を行いました。箸技大会「箸ピー」の内容は、決勝大会と全く同じです。午前の予選会では、53名参加して、そのうち18名が決勝進出者となりました。午後の予選会は、67名参加して、そのうち18名が決勝進出者となりました。今年度は、大阪・関西万博が開催されているためか本記念事業自体の来場者が少なく感じられたのですが、予選大会には多くの人に参加していただけました。決勝と同様に国際箸学会の方に司会進行していただき、3名の弁理士が補助いたしました。その他、予選会参加者の整列や決勝大会進出者の管理等、予選会が効率よく行えるように、弁理士側で対応しました。
 予選会の参加者には決勝に進めなくて泣いてしまう子もいました。「家に帰って左手で箸を使う練習をする!」と決意している姿を見て、それだけ熱い気持ちで参加してくれたのだと嬉しい気持ちになりました。
 また、午前の予選会の開始前と、午後の決勝大会の終了後に「箸ピー」を使用しての積み木のコンテンツを提供しました。こちらの参加者は、午前11名、午後10名です。短い時間だったので、参加者は多くないのですが、参加者は、積み木を熱心に積んで楽しそうにしていました。国際箸学会の方が複雑に積み木を積むのを見て、驚いている参加者もいました。積み木、箸技大会「箸ピー」予選会、箸技大会「箸ピー」の決勝大会と、1日中フル稼働で対応して下さった国際箸学会の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。(文責:竹口 美穂)

   

[E]サンドアート体験(藤野興業株式会社)
 藤野興業株式会社のご協力をいただき、サンドアート体験を実施しました。今年度は運営業務委託業者のスタッフに受付を担当いただきましたので、担当弁理士も同社ご担当者様から作り方のレクチャーを受け、子どもたちをサポートしながら制作を進めました。制作工程は、まず色とりどりの砂を瓶の中に丁寧に重ねて模様を作り、その上に選んだサボテンを配置します。そして、サボテンを囲むように、ガラスビーズを敷き詰めて仕上げます。このガラスビーズは、回収されたガラス瓶を破砕したものですが、角が丸みを帯びるように処理されているため、手で触れても安全です。子どもたちは思い思いの色で模様を描くことに夢中になり、それぞれの個性が反映された作品が数多く完成しました。細かく層を重ねる子、大胆にカラフルな模様を作る子など、どれも唯一無二の魅力を持った作品に仕上がっていました。完成した作品は破損がないよう袋に入れて持ち帰れるよう配慮いただきました。また、ブース内には、使用している材料を説明するパネルも設置され、リサイクルの大切さや環境への配慮について学ぶ良い機会となりました。(文責:谷村 敏博)

   

[F]展示ブース(大阪税関)
 大阪税関にご協力いただき、展示ブースでは、真正品と模倣品を展示して模倣品はどちらかを当てるクイズコーナー、有名スポーツ選手のユニホームやオリンピックメダル等の模倣品の展示コーナー、写真撮影ができる顔出しパネルのコーナーを設けていただきました。大阪税関のイメージキャラクターであるカスタム君も登場し、多くの子どもたちや大人の方がカスタム君と写真撮影をしていました。また、今年もカスタム君のカプセルトイを設置していただき、子どもたちは渡されたメダルを投入口に入れてハンドルを回して楽しみ、取り出したカプセルから出たカスタム君グッズに喜んでいました。(文責:千葉 美奈子)

     

[G]クイズコーナー
 クイズコーナーでは、参加者に8問の弁理士クイズに挑戦していただきました。「これ難しいな」と親子で悩んだり、親がスマートフォンで解答を調べたりと、真剣に取り組んでいる参加者の姿が印象的でした。解答を修正するために消しゴムを借りにくる子どもも多かったです。今年は大阪・関西万博の影響か、昨年と比べると参加者は少なかったですが「昨年はたまたま通りかかったのですが、今年は目指して来ました。昨年は人が多くてあきらめたことが多かったけれど、今年は工作にも参加できて、ステージもよく見えたので来て良かったです」と声をかけてくれた方がいて、嬉しく思いました。通りすがりの親子に、「クイズに参加しませんか?参加賞は風船です」と声をかけると、ほぼすべての方が「やります」と言ってくれたので、風船の効果は大きいようです。(文責:大角 菜穂子)

   

[H]発明工作教室 万華鏡
 「万華鏡」の工作は、小学校低学年をターゲットにしていますが、更に年少の子どもであっても短い時間で「できた」という実感を得られる幅広い年齢層向けのコンテンツです。子どもたちは期待通り、集中して作品を作成していました。昨年と比較すると、全体的に来場した子どもたちの数は少なかったのですが、その分、ご家族に見守っていただきながら、じっくり仕上げて満足気にしている姿を見ることができました。今回は、原理や応用について保護者の方からの質問を受けた場合も、時間を使って説明をすることができ、複数の講師で出来上がりを褒めてあげることなどもできたので、弁理士が講師を務める意義も感じつつ充実した時間を過ごせたと思います。
 昨年に引き続き、「万華鏡」というコンテンツを始めたころからの経験豊富な知的財産特別授業委嘱講師(以下、「委嘱講師」)の会員に協力いただけたため、初めて講師を務める委員も傍らで色々と学ぶことができました。昨年も担当いただいた委嘱講師の会員が多く、昼休憩を交代で取りながら工作教室を開け続けるなどの変更に、臨機応変に対応いただき、大変感謝しております。(文責:八木 まゆ)

 

[I]発明工作教室 アルソミトラグライダー
 アルソミトラグライダーの発明工作教室では、アルソミトラの種を模したグライダーを、スチレンペーパー(または折り紙)とはさみ、クリップを用いて子どもたちに作成してもらいました。また、希望者には、完成したグライダーの飛距離を競う記録会にも参加してもらいました。
 工作教室では、子どもたちがそれぞれの個性を生かし、全体の折り曲げ方やクリップの数を工夫し、少しでも遠くへ飛ばそうと試行錯誤していました。記録会では、子どもたちが自作のグライダーを飛ばし、その飛距離を競い合いました。優勝した子によると、「グライダーの折り曲げ方がポイントだった」とのことです。
 例年、競技会を開催していない時間帯を「アルソミトラ道場」として、自作のグライダーを自由に飛ばせる場として開放していますが、今年はその時間をより長く設定しました。アルソミトラ道場では、自作のグライダーを繰り返し飛ばしながら、少しでも遠くへ飛ばすために、グライダーを調整する子どもたちの姿が見られました。どうすればもっと遠くへ飛ばせるのか――クリップの位置をわずかにずらし、羽の角度を少しだけ変え、何度も何度も挑戦を繰り返すその姿には、まるで小さな研究者のような探究心と情熱が感じられました。(文責:野呂 亮仁)

 

[J]マスコットキャラクターとの記念撮影会
 日本弁理士会マスコットキャラクター「はっぴょん」の着ぐるみが計6回と、税関イメージキャラクターの「カスタム君」の着ぐるみが計4回登場しました。別々に登場することもありましたが、合計80名程度の子どもたちや保護者が写真撮影をするほどで、子どもたちが「はっぴょん」に何度も会いに来るほどの人気ぶりでした。「はっぴょん」も「カスタム君」もサービス精神が旺盛でポーズを取ったり、握手に応じたりしていたので、弁理士や税関をより身近に感じてもらうことができたと思います。(文責:中村 忠則)

   



以上


※「はっぴょん」は日本弁理士会の商標または登録商標です。
※「箸リン」及び「箸ピー」はコミー株式会社の登録商標です。

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