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パテントセミナー2025の第6回は、弁護士・弁理士の井上周一先生をお招きして「よくわかる知財訴訟」というテーマでご講義いただきました。
講義は、知財訴訟の内容及び流れとして、知財訴訟とは何か、知財訴訟の種類と特徴、訴訟の流れと進め方、及び企業のリスクと対応を順次詳細に説明され、受講者の皆さんも興味深く聞かれたと思います。
講義の内容としては、知財訴訟の最近の傾向、及び知財訴訟の特徴として実際の判例を参考に特許訴訟の特徴、意匠・商標訴訟の特徴を実際の判例を挙げて詳しく説明されていました。また、訴訟の進め方では、訴えられた時の初動対応や訴訟継続中の対応として実際に訴訟になった時の重要な部分を細かく説明されておられました。受講者にとっては、実際に訴訟を経験した方々は少ないと考えられることから、訴訟となった時にどのように証拠などを整理していくのが良いのかがよく理解できたと思います。最後に企業のリスクと対応では、訴訟が起きやすい場面を考慮に入れ、平時の時から予防策として他社特許の調査、契約での帰属関係の明確化、秘密情報の管理、及び知財に関する教育などを実施していくことが重要だとの説明がありました。受講者にとっては、実際の知財訴訟の流れや平時の備えが理解でき、非常に有益な時間ではなかったかと思います。
(執筆者:関西会 知財普及・支援委員会 田中 信治)
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