パテントセミナー2010 第3回大阪(基礎編)の報告
日 時 | 平成22年2月10日(水) 午後6時30分~8時30分 | ||
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場 所 | 御堂筋MIDビル会議室 | ||
テーマ | 商標入門 ~出願から権利取得まで~ | ||
講 師 | 弁理士 大野 義也 | ||
受講生 | 84名 | ||
コメント | パテントセミナー2010の大阪基礎編第3回は、大野義也弁理士に「商標入門 ~出願から権利取得まで~」について解説していただきました。 セミナーは「商標入門」の題名のとおり、まず「商標って一体何?」というスライドから始まり、大野先生は「商標とは何か」や「商標の機能」を具体例を示しながら説明されました。また権利取得の必要性について、仮想事例を挙げながらわかりやすく解説されました。 次に商標出願の方法や審査の内容を、理解を深めるためのさまざまな実例を挙げながら示し、登録の結果としての商標権、及びその効力についても丁寧に説明されました。さらに、商標調査の方法や外国での権利取得、ネーミング(商標を考える)に際しての注意点などについても、豊富なご経験に基づいて解説をしていただきました。これらは入門者のみならず実務者にとっても大変有益だったと思います。 商標の具体例をふんだんに使用したスライドは大変わかりやすかったことに加えて、時折クイズ形式で参加者の方々に実際に答えていただく講義内容は、最後まで参加者の興味を引きつけていました。また、各キーワードについて含蓄ある深いお話を、よどみなくなさる様を見て、実務の最前線で仕事をなさっている方のすごみを感じました。大野先生は、講義終了後も会場使用時間ぎりぎりまで参加者の質問に丁寧に答えておられました。参加者からは「大変わかり易かった」「有意義でした」との声をいただきました。
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執筆者:近畿支部知財制度普及委員会 立川 伸子