パテントセミナー2010 第2回大阪(基礎編)の報告
日 時 | 平成22年1月27日(水) 午後6時30分~8時30分 | ||
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場 所 | 御堂筋MIDビル会議室 | ||
テーマ | 意匠入門 ~強い意匠権の取り方~ | ||
講 師 | 弁理士 松井 宏記 | ||
受講生 | 103名 | ||
コメント | 基礎第2回は、講師として意匠・商標の分野でご活躍の弁理士の松井宏記先生をお迎えし、意匠法についての講義が行われました。 講義では、意匠法の一般的な解説に留まらず、日常業務で培われた意匠法のエッセンスが随所に盛り込まれ、豊富な事例を参照しながら具体的な場面を想定した実務上のノウハウを多数ご披露いただきました。特に、本講義の副題にもあるように、強い意匠権の取り方という観点から、模倣対策や市場優位性の獲得などといった目標に応じて効果的に権利取得するための出願方法に重点を置いて解説いただきました。そのため、初心者のみならず、実務に携わる者にとっても意匠制度や形式的な手続きなどの単なる知識の習得に留まらない聞き応えのある内容であったと思います。 なお、松井先生に具体例満載の詳細なレジュメを用意していただいたこともあり、休憩を挟まない2時間ノンストップの連続講義と相成りましたが、途中退席された参加者はほぼ皆無であり、皆さん最後まで熱心に聴講されていました。また、講義後に回収したアンケートでも、「分かり易かった」、「参考になった」などの回答が多かったことから、参加者にとって有意義な講義内容であったことが窺えました。
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執筆者:近畿支部知財制度普及委員会 山口慎太郎