パテントセミナー2010 京都(午前の部・午後の部)の報告
日 時 | 平成22年1月23日(土) ●午前の部: 午前10時~12時30分 ●午後の部: 午後1時30分~4時00分 |
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場 所 | 京都商工会議所 | ||||||
テーマ | ●午前の部 米国CAFC(連邦巡回控訴裁判所)判決と実務 ~2009年の主要事件の解説と実務的留意点~ ●午後の部 中国の商標の最新事情 ~中国商標法の基礎から抜け駆け登録・模倣手口の巧妙化まで~ |
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講 師 | ●午前の部 弁理士 川上 桂子 ●午後の部 弁理士 竹原 懋 |
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受講生 | ●午前の部 92名 ●午後の部 83名 |
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コメント | 午前の部は、日本弁理士会近畿支部知財制度普及委員による主催者挨拶に始まり、続いて「米国CAFC(連邦巡回控訴裁判所)判決と実務」について川上桂子先生による講義がありました。この講義では、「2009年の主要事件の解説と実務的留意点」をテーマに、CAFCの組織や事件処理の流れ、2009年の主要事件の特徴や日本との相違点及び留意点等について、米国CAFCでの客員研究員の経験を活かした詳細な説明をしていただきました。また、川上先生のご専門はソフトウェア、情報処理、電気・電子機器制御ですが、専門外であるバイオや化学関連の発明についても説明があり、知財に携わる実務家には大変興味深い内容だったと思います。テキストの最後で紹介していただいたCAFC判決の情報ソースは、今後の実務に役立てたいと思います。 午後の部は、京都地区会地区会長(間宮武雄会員)による挨拶に始まり、その後に「中国の商標の最新事情」について竹原懋先生による講義がありました。講義では、中国の商標関連の国家組織や中国商標法の概要、中国における模倣実態・権利行使等について事例を挙げて詳しく説明していただきました。また、最近、問題となっている中国での抜け駆け登録の実態や対応策についても説明があり、抜け駆け登録の対応策を検討中の実務家や、中国への商標登録出願を検討中の実務家には大変役に立ったと思います。 今回のパテントセミナーは午前、午後ともに参加者が多く、また、講義終了後も質問者の列ができるなど、盛況のうちに無事終えることができました。午後の部の司会を引き受けて頂いた間宮地区会長をはじめ、京都地区会のご協力に大変感謝申し上げます。
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執筆者:近畿支部知財制度普及委員会委員長 五郎丸正巳