パテントセミナー2009 京都(午前の部・午後の部)の報告
日 時 | 平成20年1月31日(土) ●午前の部: 午前10時~正午 ●午後の部: 午後1時00分~3時00分 |
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場 所 | 京都商工会議所 | ||||||
テーマ | ●午前の部 PCTの制度内容とその利用活用法 ~企業においてPCTはいかなる場合に利用するのが得策か~ ●午後の部 外国商標出願におけるマドプロの活用 ~その意義と留意点~ |
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講 師 | ●午前の部 弁理士 喜多 俊文 ●午後の部 弁理士 向口 浩二 |
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受講生 | ●午前の部 81名 ●午後の部 57名 |
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コメント | 午前の部は、日本弁理士会近畿支部知財制度普及委員による主催者挨拶に始まり、続いて「PCTの制度内容とその利用活用法」について喜多俊文先生による講義がありました。この講義では、「企業においてPCTはいかなる場合に利用するのが得策か」をテーマに、PCTの概要やPCTの制度内容(出願時の手続、国際調査(国際調査報告や国際調査見解書)の内容及びそれに対する出願人の対応、国内移行手続等)について詳しく説明して頂きました。また、PCT出願のメリット、デメリットについてもお話しがあり、知財に携わる実務家には大変興味深い内容だったと思います。 午後の部は、京都地区会地区会長(小林良平会員)による挨拶に始まり、その後に「外国商標出願におけるマドプロの活用」について向口浩二先生による講義がありました。この講義では、マドプロ出願の概要、出願時、出願後の留意点、米国を指定する際の留意点、欧州を指定する際の留意点について事例を挙げて詳しく説明して頂きました。特に、講義テキストの後ろに、WIPOや日本国特許庁等から送られている様々な書面が資料として添付されており、これら資料を示しながら説明して下さったため、マドプロを利用したことがない人にも大変わかりやすいものとなりました。 当日は、あいにくの雨模様で底冷えのする寒さでしたが、大勢の方が参加して下さり、盛況のうちに無事終えることができました。午後の部の司会をも引き受けて頂いた小林地区会長をはじめ、京都地区会のご協力に大変感謝申し上げます。
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執筆者:近畿支部知財制度普及委員会 市岡 牧子