近畿支部意見交換会(第16回フラビアの会)報告
| 開催日時 | 平成24年2月3日 午後6時30分~8時30分 |
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| 開催場所 | 日本弁理士会近畿支部室 |
| 出席者数 | 48名(弁理士41名、弁護士7名) |
平成24年2月3日(金)、本年度2回目のフラビアの会が開催されました。今回の意見交換会のテーマは、『私なら、こう改める!』でした。大阪における府知事・市長選を始め、日本のTPP参加、特許法改正、裁判員制度、法科大学院制度、旧司法試験制度の終了等、様々な改革が進んでいる状況を受けて、皆さんならばどう改革したいかを意見交換しようというものでした。
会は、京村副委員長の司会により開会致しました。フラビアの会の紹介から始まり、テーマの紹介をした上で、吉田稔先生のご講演を頂きました。
吉田稔先生からは、日本の閉塞感を打開するには、私ならこう改める、という壮大なお話を頂戴しました。知的財産基本法の掲げる創造・保護・活用のサイクルや技術立国の大切さ、「国をどうすべきかはトップである特許庁がリードすべきだ」、「出願件数の増大計画を国の目標として掲げる」、「審査請求を無料にするぞ」、「企業のイノベーションを活性化すべく弁理士が会社を作ってほしい」等と熱弁頂きました。
引き続き、弁護士の松村信夫先生のご講演を頂きました。
松村信夫先生からは、私なら、知財高裁を大阪にも作る!というお話を頂きました。裁判所法等を参照しつつ、大阪高等裁判所知的財産部や大阪知的財産高等裁判所の制定についての妥当性に関する緻密なお話を頂きました。
松村先生のお話の後、楠本高義支部長に乾杯の音頭をとっていただきました。乾杯の後は、出前注文の寿司、オードブルを食べつつ、ビールを飲みながらの歓談の時間となりました。
しばしの歓談の後、恒例の意見発表会です。弁護士の溝上先生からは「お酒に対して自分をこう改めるぞ!」というお話、板谷先生からは「関西の鉄道について私ならこう改める!」というお話、弁護士の近藤先生からは「仕事・飲み・大学の講師・勉強からなる自己の生活サイクルはイイ!」というお話をして頂き、終始大いに盛り上がりました。
最後は、井内龍二副支部長に「知財を考えた公共事業をすることで、予算を削減しながら最新技術を導入し、これにより夢の国をつくる」というお話を頂き、閉会となりました。
当日は節分ということで、帰宅後にもお寿司を食べなければならないという方々が多くいたにもかかわらず、48名の方々にご参加頂き、活気ある意見交換が行われました。また、前回同様、多くの募金をいただきました。



