講師派遣報告書 兵庫県高等学校商業教育協会「商標を通して考える知的財産権」
日 時 | 平成25年6月10日(月)午後3時30分~5時 |
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場 所 | ホテル北野プラザ六甲荘 |
主 催 | 兵庫県高等学校商業教育協会 |
対象者 | 兵庫県高等学校商業教育協会 商業高校教員 90名 |
テーマ | 「商標を通して考える知的財産権」 |
講 師 | 是枝 洋介 会員 |
内 容 | 本講演は、(1)兵庫県内の多くの商業高校が地元企業と連携しながら商品開発を行っていること、(2)新学習指導要領において商業科目の中に「商品開発」が加わったこと等を受けて、商品開発に関連してくる知的財産権の基礎的な内容を説明する目的で行われました。具体的には、知的財産権の意義等を概観した上で、商業高校における商品開発にて関わりが深いと考えられる商標に焦点を当て、商標制度の概要、事件例・裁判例、及びブランド戦略について解説しました。また、来年度以降に商業高校において知的財産関連の授業を行うことが予定されているため、その中でどのような内容を生徒に伝えるのが適当か等の話題についても触れました。 |
コメント | 知的財産についての知識・経験が少ない教員を主な対象としていたため、できる限り具体例を交えながら解説を行うよう努めました。講演終了後には多くの質問があり、受講者の関心の高さがうかがわれました。 なお、講演終了後に開催された懇親会では、生徒に対して知的財産関連の授業を行うにあたってどのような準備をすべきか分からず不安であるとの声が多く聞かれたため、引き続きフォローをすることが望ましいと思われます。 |
執筆者:是枝 洋介