講師派遣報告書 和歌山工業高等専門学校「知的財産アイデア創出について」
日 時 | 平成25年7月30日(火)午前10時30分~11時50分 |
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場 所 | 和歌山工業高等専門学校研修室 |
主 催 | 和歌山工業高等専門学校 |
対象者 | 教授及び事務職員 8名 |
テーマ | 「知的財産アイデア創出について」 |
講 師 | 井内 龍二 会員 |
内 容 | 本講義は、当初、工業高等専門学校高学年生徒及び教職員を対象としていたようです。ところが、直前の担当教授との打ち合わせから、実施日の7月30日は夏休みに入ってしまっており、生徒の参加は見込めないことが判明致しました。 そこで生徒対象の基礎的内容から、教職員対象の少しレベルを上げた内容に急きょ変更すべく、テーマも「知的財産アイデア創出について」から「研究成果の権利化を目指して」に変更いたしました。 講義内容は、当初、工業所有権情報・研修館発行の「知的創造活動と知的財産-私たちの暮らしを支えるために」を教科書として考えておりましたが、独自のプレゼン資料に変更いたしました。 「研究成果の権利化を目指して」を主題とし、副題として「データから読み解く知財政策―技術標準―中国戦略―権利化戦略」とし、知財の現場の生々しい、激しい国際的攻防を肌で感じていただける内容と致しました。 |
コメント | 講師の知財実務経験35年ならではが反映された興味深い講義内容となっており、教授の方々にとっては非常に緊迫感あふれる面白い内容になっていたと思われます。担当の教授からも非常に高度な豊富な内容で面白く聞かせていただけました、との感謝のお言葉をいただけました。教授の方々には、知財現場の厳しい国際競争を理解していただく必要があり、その理解のために少しはお役に立てたと思われます。知財立国実現のためには、学校関係者にも真剣に知財には取り組んでいただく必要があり、今後も興味がわく知財授業を行っていく必要があると再認識させられました。 |
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執筆者:知的財産支援普及委員会 井内 龍二