講師派遣報告書 第13回 京都大学「知的財産論講義」
日 時 | 平成22年7月20日(火曜日)10時30分~12時00分 |
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主 催 | 京都大学 |
場 所 | 京都大学 吉田キャンパス |
内 容 | 京都大学 知的財産論講義「著作権法」 |
講 師 | 日本弁理士会近畿支部会員 三山峻司 |
受講生 | 約30名 |
概要・コメント | 定刻どおり授業を開始しました。全員で30名前後の学生の参加がありました。 授業に当たっては、前半をレジュメに基づいて基本的な著作権のフレームワークについての解説をしました。後半では著作権侵害訴訟で問題となった原告側と被告側の表現物を比較しつつ裁判例の傾向を個別の建築物・文字・写真・応用美術・実用品等々の著作物について具体的に見ていきました。これ自体は資料にはつけていませんが、学生たちは大変興味を持って話に耳を傾けていたようです。やはり具体的な事案に当てはめて具体的に結論がどのようになったかを考えてもらう方法は非常に効果的だと感じました。 時間的にも、前半部分を30分、後半部分を60分とし、全体として基本的な考え方や著作権法の要点は要領よく伝わったのではないかと思います。 学生は総じて真面目に聴いてくれていました。具体的な表現物の比較においては類似・非類似の結論がどうであったか学生に問いかけつつ、時には挙手を求めて、一方的にはならずかみ合った形の授業ができたと思います。 授業終了後に学生が一人熱心に幾つもの質問事項を持って質問に来ました。 |