「知財授業報告書」青少年のための科学の祭典2011大阪大会 (サイエンス・フェスタ)
日 時 | 平成23年8月20日(土)、8月21日(日) |
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場 所 | ハービスホール |
名 称 | 青少年のための科学の祭典2011大阪大会(サイエンス・フェスタ) 「知的財産特別授業」 |
主 催 | (財)日本科学技術振興財団・科学技術館、日本物理教育学会近畿支部など |
内 容 | 「君も今日からエジソン」・「きみだけのオリジナル回転台を発明しよう」 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 夏休み終盤の週末、梅田ハービスホールにおいて青少年のための科学の祭典2011大阪大会(サイエンス・フェスタ)が開催されました。たくさんの子ども達が保護者と共に訪れ、様々な団体によるブースが立ち並ぶ通路は満員状態、工作教室への整理券の配布場所にも長蛇の列ができるなど、大変な熱気に包まれていました。中学校や高校の科学部などによる出展も多く、科学部の部員とおぼしき中高生らが小学生らを相手に一生懸命にプレゼンや実験指導をしているのを見て、とてもほほえましい気持ちになりました。 私共、近畿支部の知財制度普及委員会も、一昨年、昨年に続いて出展し、20日,21日の両日ともに、ステージでの知財授業「君も今日からエジソン」と工作教室での発明工作授業「きみだけのオリジナル回転台を発明しよう!!」を、実施しました。 「君も今日からエジソン」では、日常生活で発生した問題を提示してその問題を解決するための工夫を考えてもらおうと、受講者の中の何人かにステージに出てもらい、協力してもらいながら授業を進めます。受講している子ども達どおしが顔見知りではなく、年齢のばらつきも大きいことが少し心配でしたが、その心配は杞憂に終わりました。積極的に参加を希望してくれる子や問いかけにしっかり答えてくれる子が多く、和やかな雰囲気の中で授業を進めることができました。 工作授業では、1回の授業につき約40名の参加者で、ビー玉、丸皿、工作用紙を使ってオリジナルの回転台を創ることに挑戦しました。最初は、どうしたらよいのか見当もつかない、という様子だった子も、ちょっとしたヒントを与えると、さすがは若い頭脳・・・すぐに「ひらめき」が生じ、素敵なアイデアを生み出してくれました。 またこの工作授業では、発案されたアイデアを講師陣が解説付きで発表するのですが、発表された子は最初のアイデアをより良いものにしようと工夫し、発表を聞いた子も刺激を受けて新しい工夫を考え、一心に取り組んでいました。素晴らしいアイデアがたくさん出ましたが、工作教室がクローズされていたため、教室外の人々に見ていただけなかったのが、ちょっと残念でした。 子ども達に付き添って授業に参加された保護者の方々も、一緒に色々考えたり、応援をされたりと、楽しんでおられる様子でした。また、保護者の方々に、弁理士会のことや学校への出前授業の活動をしていることをお話したり、ステージでの授業の舞台裏で、運営スタッフの方に授業で使う発明品を説明するなど、大人の方々との交流を持つこともできました。 科学に興味を持つ子ども達が集う大きなイベントに弁理士会として参加することは、社会貢献活動になるだけでなく、発明をすることの楽しさや、その発明を守るための仕組みがあり、その仕組みの下で弁理士という資格を持つ人が仕事をしていることを、多くの人に伝えるまたとない機会になります。ささやかな活動ではありますが、大きな意義があり、今後も継続してゆくべき活動であると、今回の参加を通して実感しました。 (1日目講師:大西 正夫、丹下 園美、古田 昌稔、立川 伸子) |

サイエンスフェスタでの講師陣の様子
(左写真左から 古田 昌稔、丹下 園美、大西 正夫 各弁理士)
(右写真左から 光明寺 大道、冨田 光治 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 小石川 由紀乃