「知財授業報告書」兵庫県洲本市立洲本第二小学校
日 時 | 平成23年2月2日(水) 13:40-14:25 |
---|---|
場 所 | 洲本市立洲本第二小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業 |
対 象 | 6学年1クラス39名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 今回、私たちが訪問した洲本第二小学校は、阿波藩が作った洲本学問所の跡地に作られた由緒ある学校で、東方に白砂青松を臨み、南方に洲本城のある三熊山を臨む理想的な環境の学校でした。訪問した後で知ったのですが、洲本学問所は、淡路で一番有名な歴史上の事件である庚午事変(この事件の顛末は、小説や映画にもなっています)の舞台にもなった場所です。 私たちが、工作授業の準備を始めると、何人もの児童たちが、セロテープのカッターを持って来てくれたり、廊下の掃除をしながら挨拶をしてくれて、この学校の児童たちの人懐っこさを感じました。そして、彼らが去った後に教室を覗きに来たのは、彼らの父兄及び学校近隣の人々でした。そう、授業の当時は、オープンスクールの日に当たり、尚且つ、発明工作授業は、父兄参観の対象授業の一つだったのです。 このような慣れない環境で準備をした後、工作授業を始めましたが、ここの児童たちは、工作完成への意欲が強く、それぞれが創意工夫をして、およそ考えられる限りの多くの種類の回転台を作ってくれました。一番早い児童は、4分位で回転台を完成させました。ただし、児童たちの想像力は豊かなのに、授業中には後一歩で完成できず、授業終了直後に完成させた児童も多くなってしまいました。その原因は、児童たちが、他の児童とは異なるオリジナルな回転台を作ろうとしたせいと、何と言っても授業時間が41分しかなかったからです。教室の時計が5分進んでいたのに気づきませんでした・・・児童の皆さん、ごめんなさい! 今回の工作授業では、児童たちの創作意欲の強さを感じることができ、気持ちよく学校を後にすることができました。そして、その後、学校周辺に位置する温泉に入り、露天風呂で周辺の景観を満喫しました。非常に贅沢な旅、じゃなかった会務活動でした。 |

発想力豊な児童達と工作を行う講師陣
(左写真左から 五郎丸 正巳、水田 愼一 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 水田 愼一