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「知財授業報告書」 奈良市立飛鳥小学校

日  時 平成20年9月12日(金)
午前9時35分~10時20分、午前10時40分~11時25分
午前11時30分~午後0時15分、午後1時55分~2時40分
場  所 奈良県奈良市立飛鳥小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業
対  象 6学年4クラス 118名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント 今回は、奈良市立飛鳥小学校の6年生4クラスで発明工作授業を行いました。
授業の内容は、プラスチック製のお皿とビー玉、厚紙を使って児童一人一人が回転台を工作するものです。ビー玉をお皿に載せ、その上に厚紙を被せただけでは、厚紙の回転は安定しません。安定した回転を得るためには、どのような工夫をすれば良いのか、どのような形態にすれば良いのか、自由に考えてもらいました。
工作開始を指示した後の児童の反応は、様々なものでした。「さっそく厚紙を切り始める子」「まずは一人でじっくり考える子」「中身の見えない見本を細かく観察する子」「工作のヒントを要求する子」などです。このように児童の反応は多彩で良いのですが、工作を開始してしばらくは手探りの状態が続くため、工作はあまり進みません。しかし、暫くして、比較的進んでいる児童の作品を紹介すると、競争心を刺激したのか、工作に没頭する児童が増え、それからは工作が順調に進んで新しいアイデアが次々と出てきました。いずれも良いアイデアでしたが、中にはこちらの予想を遙かに越えるものもあり、改めて児童の「柔軟な発想(やわらかアタマ)」に感心させられました。
さて、授業の45分間には挨拶や作品紹介などの時間が含まれますので、工作を行う時間は30分程しかありません。そのため、作品が未完成のまま授業が終わってしまう児童が多いようです。未完成の作品の中には、完成した姿を見てみたいと思うほど突飛なアイデアの物もあり、そこが少し残念でした。
このように限られた時間ではありましたが、自分で考えて工夫し試行錯誤しながら良い物を作る楽しさを児童達に実感してもらえたと思います。



児童の作品を紹介しながら授業を進める講師陣
(左写真左から 吉岡亜紀子、寺内伊久郎、道坂伸一、花田考士 各弁理士)



近畿支部知財授業担当  花田考士


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