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知財授業報告書「東海大学付属仰星高等学校中等部」

近畿支部知財授業担当 佐々木達也


日  時 平成28年10月13日(木) 13:30-14:20
場  所 東海大学付属仰星高等学校中等部
名 称 「知的財産特別授業」
内 容 プルトップ缶、油井管、コインロッカー等
対 象 1,2,3年生9クラス300名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会
講 師 佐々木 達也
コメント 東海大学付属仰星高等学校中等部は、ラグビー、サッカー等の運動部が全国レベルで、学校全体が活気にあふれています。
この学校は知的財産権の授業に力を入れており、学校パンフレットにも「知的財産授業」の記載があります。そして、ここ数年知財授業の依頼をいただいており、私自身も3回目の訪問になります。
今回は講義形式の授業ということで、はじめに、プルトップ缶を題材にして中小企業の発明の実例を紹介しました。切り口で手を切らないで済む工夫がされたプルトップ缶の実物も持参して説明しました。
続いて、油井管の発明を使用して大企業が長期間にわたって行う発明の実例を紹介しました。技術内容が中学生には少し難しかったかもしれませんが、真剣に聞いてくれていたように思います。
次は、コインロッカーを題材にして、特許、意匠、商標の組み合わせによる知的財産の活用について説明しました。この内容は身近ですのでわかりやすかったのではないかと思います。
最後に、最近の知財訴訟の紹介と弁理士の仕事の説明をさせていただきました。
50分でだいぶ盛りだくさんの内容を説明したので質疑応答の時間等が取れずに講義のみとなってしまったのは申し訳なかったのですが、知的財産について既に学んでくれている生徒たちであるので、授業にはついてきてくれていたように思います。
今後も知的財産の授業は続けていかれるとのことで、レベルアップしていく生徒たちに応えられるような知財授業を今後も提供できればと思いを新たにして、学校を後にしました。


 

興味津々の生徒達に講義を行う講師


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