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知財授業報告書「兵庫県 柳学園中学校」

近畿支部知財授業担当 道坂 伸一


日  時 平成28年11月21日(月) 15:20-16:10
場  所 柳学園中学校
名 称 「知的財産特別授業」
内 容 発明工作授業(ペーパータワー)
対 象 1,2年生2クラス52名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会
講 師 道坂 伸一、千原 清誠
コメント  今回、私たちが訪れた柳学園中学校は、大阪湾に浮かぶ淡路島の洲本市に位置し、海を臨む緑の山々に囲まれた自然豊かな場所にありました。
 今回の授業は、複数のグループに分けられた生徒たちに40枚のA4普通紙とセロハンテープだけを用いて出来るだけ高いペーパータワーを作製してもらう発明工作授業です。
 まず、千原弁理士が、生徒たちの身近な製品を用いて、発明、意匠、商標等を説明し、知的財産権や弁理士のことについて説明しました。その後、工作授業の目的とルールとを説明し、各グループでタワーを作製してもらいました。今回は1グループ4名に分かれ、1年生8グループ、2年生6グループの計14グループで競いました。
 この授業では、作製したペーパータワーの上に10秒間カップラーメンを乗せることができればペーパータワーが完成したと認められます。各グループ知恵を絞り、様々な構造や形状のタワーが発案されました。短い時間だったということもあり、100%完成とまでいかなかったグループもありますが、全てのグループが独自のタワーを作り上げることができました。
 勝負の結果は、真っすぐ太いというシンプルな構造ながらも(意外に?)安定性が保たれた高さ120cmのタワーを作製したグループが優勝しました。
 また、今回は、高さの評価だけではなく、1年生、2年生から1グループずつ、優れたデザインのタワーを作製したグループを先生方に選んでいただき、デザインの評価も行いました。
 今日の工作授業を通して、生徒達には、実際に手を動かしながら創意工夫して課題に取り組むということの大切さや難しさを実感してもらえたのではないかと思います。


 

創意工夫する生徒達と工作を行う講師陣


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