HOME > 知財支援活動 > 知財授業 > 報告 > 知財授業報告書「京都府 京都市立銅駝美術工芸高等学校」

知財授業報告書「京都府 京都市立銅駝美術工芸高等学校」

近畿支部知財授業担当 立川 伸子


日  時 平成28年12月6日(火) 10:50-12:40
場  所 京都市立銅駝美術工芸高等学校
名 称 「知的財産特別授業」
内 容 高校知財授業(寸劇)「おにぎりパック特許権物語」
対 象 3年生1クラス31名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会
講 師 五郎丸 正巳、立川 伸子
コメント  京都市立銅駝美術工芸高等学校は、創立130年を超える京都を代表する美術工芸高校です。出身者には、草間彌生氏(今年文化勲章を受章)、上村松篁氏(親子三代の著名な日本画家)、小山宙哉氏(「宇宙兄弟」の作者)などの著名人が名を連ねています。学校到着後、授業を行う部屋へと歩く途中にもデッサンや絵画、工芸品など生徒たちの作品が多く展示されていました。
 「著作権に興味があります」との先生のお話しも考慮して、五郎丸弁理士が最初に著作権を含めた知的財産権全般について説明をしました。その後、知財訴訟を題材として特許制度について学んでもらうためのコンテンツ「おにぎりパック特許権物語」を使用して授業を進めました。本コンテンツは、アニメ仕立てで作成したコンテンツであること、登場人物のうち二人の声をプロの声優が吹きこんでいることもあり、生徒たちの興味を大いに引いたようでした。
 今回は時間が十分にありましたので90分用コンテンツを使用しました(50分用もあります)。すべての事件例を紹介した少々長いコンテンツなのですが、こちらからの質問にきちんと対応し、時々セリフを間違える講師陣にも笑いで答えてくれる優しい生徒たちでした。最後にアンケートを記入してもらったのですが、そこにはふんだんにアニメが描かれており「さすが未来の芸術家」と感心しました。
 「文化祭などでキャラクターを使用するのはどの程度まで許されるのか」「劇をする際に台本は全く同じにするべきか」などの質問は、美術に関係する学校だけではなく教育現場で広く関心を集めている事項だと思います。「高校や高等専門学校の生徒向けの著作権のコンテンツがあってもよいですね」との五郎丸弁理士の意見に納得しながら学校を後にしました。



 

興味津々の生徒達に講義を行う講師陣


« 戻る