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知財授業報告書「吹田市立古江台小学校」

近畿支部知財授業担当 後 利彦


日  時 平成30年6月22日(金) 14:30-15:15
場  所 吹田市立古江台小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 君も今日からエジソン
対  象 5年生3クラス91名
講  師 後 利彦、須藤 哲也
コメント 今回は、北千里駅から徒歩すぐの閑静な住宅街にある吹田市立古江台小学校に訪問し知財授業を行わせて頂きました。数日前に発生した大阪北部を襲う大地震の影響で、当初予定していた多目的室が使えず、体育館での実施にはなりましたが、無事開催することができてほっとしました。最初は、ばねが組み込まれ不思議な動きをするぬいぐるみのチャッピー君を登場させました。なぜこのような動きをするのか、との司会である須藤弁理士からの質問に対し、次々と児童達から意見が続出し、導入からとても好調なまま授業に入ることができました。寸劇ではF博士が発明したサラカップルを真似して儲ける怪人Xが登場しました。そこで、児童にどちらの商品を購入するか聞いてみたところ、続々と意見が出てきました。怪人Xのものがたとえ安くても、F博士の方が品質も良さそうだし長持ちする、といった意見も出て、発明者を尊重するという意見に加え、品質も考えた実用的な意見も出たことが印象的でした。
 この小学校からは初めてお招き頂きました。お聞きすると、キャリア教育の一環として考えていること、少し前にオリンピック選手にも来てもらっていることが分かり、急遽、授業の一部を短縮し、最後に弁理士に関するQ&Aの時間を設けることにしました。ここでも質問が相次ぎ、どんな試験を受ければなれるのか、なるにはどれくらいかかるのか、裁判になると解決するまでの期間はどれくらいか、どうやって特許を取得することができるのか、といった具体的な質問が出ました。
 今回の知財授業を通して、発明をした人を尊重すること、発明は特許で守れること、弁理士はそのお手伝いをしていること、弁理士の職業、について少しでも伝わったのではないかと思いました。
 最後に、授業を見学されていた保護者の方からは、「前のめりで最後まで集中して、楽しんでいるのが分かりました。体育館から出てくるときには、口々に発明が…特許が…と言っていました。一人一人にインパクトを残して下さって、知財授業の意義深さを実感しました。」とのコメントを頂きました。


 

興味津々の児童達に講義を行う講師


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