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知財授業報告書「神戸市立南五葉小学校」

近畿支部知財授業担当  片岡 眞


日  時 平成31年1月25日(金) 13:45-14:30
場  所 神戸市立南五葉小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 5,6年生4クラス83名
講  師 柳瀬 智之、片岡 眞
コメント  低い気温の中、すっかり茶色くなった山と谷を縫って走る神戸電鉄に乗って山を登り、神戸の山側、北区西鈴蘭台にある南五葉小学校を訪問させて頂きました。起伏の激しいところで、駅からは近いながら結構な高台の上に学校は有ります。道を挟んで隣には大きな公園もあり、緑豊かな環境です。横断歩道がなく、大きな歩道橋がかかった交差点の角に高台の敷地があり、歩道橋から直接校門にアプローチできる、児童にとっては安全に通いやすいよう考えられています。教頭先生にお出迎え頂き、早速特別教室で準備をします。すれ違う児童は大きな声で挨拶をしてくれ、清々しい気分になります。準備の途中で我々を呼んでくださった六年生の担任の先生がいらしてくれて打合せ。劇に入って頂くことを説明するとノリノリで、我々も非常に助かります。
 さて、今回は5,6年生両方が来てくれるとのことで総勢83名。特別教室も一杯です。司会は柳瀬弁理士。いつもの通り、我々のアシスタントの紹介で児童の心をしっかりつかんでスタートです。
 身近な不便を解決するのが発明なんだよ、と説明します。発明品を出さずに、まずは不便から紹介し、解決策を児童達に考えてもらいます。小学校の訪問ではいつも驚かされるのが児童達の元気の良さ。ここでも我々が質問をするとたくさんの児童達が手を挙げてくれます。積極的な児童は毎回手を挙げてくれて嬉しい限りです。実際にある発明品を紹介すると児童達は目を輝かせて話に聞き入ります。
 弁理士の役目を紹介する寸劇では先生が怪人役でノリノリで登場します。たくさんの面白いアドリブに児童達も大喜びです。特許侵害品を真似して安く売る怪人役、売り上げが落ちて落ち込む発明家。どちらから買いますか?の質問には圧倒的に発明家から買うと手を挙げてくれました。発明家を守る特許、そして発明家を代理する弁理士。弁理士の仕事が少しでも伝わればとの思いで柳瀬弁理士も演技に力が入ります。
 クイズコーナーでは回答がほとんど全員同じとなる珍しいケースでした。いくつかの発明が日本でされたと聞いて驚く児童達。発明の余談も織り交ぜて解説します。ちゃんと挨拶をして教室から出て行く児童を見送り、この活動が児童達へ何か訴えるものがあれば、と思いながら帰路へ付きました。


 

興味津々の児童達に講義を行う講師


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