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「知財授業報告書」 子どもと社会を結ぶまなびづくり協議会「結ネットKYOTO」

近畿支部知財授業担当 山田 淳一



日  時 平成31年3月15日(金) 15:00-17:00
名  称 子どもと社会を結ぶまなびづくり協議会「結ネットKYOTO」
場  所 京都府教育庁(京都市下京区中堂寺命婦町1-10 京都産業大学 むすびわざ館)
主  催 京都府教育委員会
内  容 趣旨説明、授業内容紹介・説明、意見交換など
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会
出席者 山田 淳一
コメント  子どもと社会を結ぶまなびづくり協議会「結(ゆい)ネットKYOTO」は、児童生徒により良い社会の形成に参画する資質や能力を育成することを目指し、出前授業や体験学習の学習機会の充実を図るため、関係機関との協議の場として、平成22年度に設置されました。現在、27の団体が参加しています。また、平成30年度の出前授業の実績は745校であり、年々増加しているとのことでした。
 例年、主催者が指定した団体が、出前授業の概要やこれまでの取り組みについて発表していましたが、本年は、全団体が5分程度で発表を行いました。日本弁理士会近畿支部からは、近畿2府4県で年間50~60校の知財授業を行っていること、今年度から小学生低学年~高学年向け工作授業の新規コンテンツ「片手で持てるかな」を追加したこと、等を紹介しました。
 その後、「実施上の課題・今後の充実に向けて」というテーマで、出席者が意見を交わす時間が設けられました。ある団体の「どうすれば学校側にもっと出前授業を申し込んでもらえるようになるか?」という質問に対して、「現場の学校が出前授業を申し込む理由としては、授業の必要性があるか、授業の枠に余裕があるか、のいずれかである。しかし、教科書以外の授業を入れる余裕がないのが本音であり、数ある出前授業に優先順位を付けざるを得ない。そのため、学校側としては、その出前授業はどの教科(できれば単元まで)と結び付いているのか?その出前授業によってどのような力が付くのか?という点が明確になれば先生も申し込みやすくなる。」という回答が印象に残りました。どの教科と結び付けるかということについては、知的財産を扱う我々の出前授業の課題でもありますが、少しでも改善できる点がないか検討していければと感じました。


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