HOME > 知財支援活動 > 知財授業 > 報告 > 知財授業報告書「奈良県立王寺工業高等学校」

知財授業報告書「奈良県立王寺工業高等学校」

関西会知財授業担当  山本 雅之


日  時 令和元年6月24日(月) 8:50-12:00
場  所 奈良県立王寺工業高等学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 高校・高専知財授業(講義)、発明工作授業(ペーパータワー)
対  象 1年生1クラス35名
講  師 光明寺 大道、山本 雅之
コメント  今回訪問した奈良県立王寺工業高等学校は、JR王寺駅から少し離れたところにあり、登校には丘を登る必要があります。丁度、登校時間と重なったこともあり、青々と木々の生茂った坂を元気良く登る生徒たちの姿を見ながら、大人には厳しい坂道だと多少歳を感じたりもしました。
 坂道を登っている途中も、そして校舎に入ってからも、生徒たちの私たちに対する挨拶が元気かつ丁寧で素晴らしく、とても気持ちの良いものでした。きっと授業も真剣だろうと、ちょっとプレッシャーを感じました。
 知財授業に関しては、3時限を使い色々な角度から知的財産権を理解して頂きました。
1時限目は「きき湯」「コインロッカー」などの中学生・高校生向けコンテンツを使って、特許・意匠・商標について、どんなものが保護対象になるか学んでもらいました。
2時限目は「ペーパータワー」の工作授業です。50分という授業時間の中、いかに高く作るかという課題に対して、グループで面白いアイデアを考案してもらいました。また、他の班のアイデアを応用した工夫もみられ、発明の累積進歩について体感してもらったと思います。
3時限目は実際にJ-PlatPatを使って特許・意匠・商標の検索実習を行いました。各生徒にはパソコンが割り当てられており、各自キーワードを考えて検索してもらいました。
 高い就職率を誇る工業高校ということから、実践に近い授業形式となったにも関わらず、工作も検索も、楽しみながら課題をこなしている様に見えました。これを契機に、少しでも知的財産に興味を持ってもらい、将来に役立ててもらえれば幸いです。


 

興味津々の生徒達に授業を行う講師

※「きき湯」は株式会社バスクリンの登録商標です。


« 戻る