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知財授業報告書「大津市立仰木の里小学校」

関西会知財授業担当 立川 伸子


日  時 令和元年11月14日(木) 13:45-15:25
場  所 大津市立仰木の里小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(回転台)
対  象 5年生2クラス41名
講  師 松成 靖典、立川 伸子
コメント  大津市立仰木の里小学校は、琵琶湖の西岸に位置する静かな住宅街に囲まれた学校です。ちょうどお昼休みに到着した私たちに、校庭で遊んでいた女子児童達が職員室の場所を丁寧に教えてくれました。また、男子児童達は「こんにちは!」と元気よく挨拶をしてくれました。
 回転台の発明工作授業には1コマ分(小学校では45分授業)を用意されることが多い中で、仰木の里小学校では2コマ分(100分)の時間をとっていただいたので、全体的に余裕をもって授業を進めることができました。
 授業の前に、担任の先生から「弁理士って何をする人たちなのか、簡単な職業説明を子供たちにしてください」とリクエストがありましたので、司会の松成弁理士が「発明とは何か」「発明を守る仕組みが世の中にはあること」「弁理士は発明を守る仕事をしていること、また発明に関する様々な手続きをしていること」をわかりやすい言葉で丁寧に説明しました。児童達は静かに前を向いて説明を聞いていました。
 そしていよいよ工作授業。最初はなかなか手が動かなかった児童達ですが、何をすればよいかが徐々にわかってくると、様々なアイデアを出してくれました。上下を逆さまにした回転台、ふた部分がとても大きい回転台、回すための取っ手がついている回転台など、児童達の自由な発想に感心しました。ビー玉の直径を物差しで測って、緻密な回転台を作ろうと一生懸命工作をしている児童が印象的でした。
 授業の後、先生が「今日は2コマという少し長い時間でしたが子供たちは楽しそうに工作をしていました」「私たちも弁理士という職業がよくわかりました」と言ってくださり、嬉しく思いました。未来の発明家がたくさん生まれることを期待して、学校を後にしました。

 

発想力豊かな児童達と工作を行う講師


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