知財授業報告書「三田市立狭間中学校」
関西会知財授業担当 田中 勝也
日 時 | 令和元年11月14日(木) 9:50-10:40、10:50-11:40 |
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場 所 | 三田市立狭間中学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 中学知財授業(寸劇) |
対 象 | 1年生4クラス132名 |
講 師 | 水田 慎一、小林 義周、田中 勝也 |
コメント |
今回は兵庫県の三田市内にある狭間中学校にお邪魔して知財授業(寸劇)を行ってきました。狭間中学校のある三田市は大阪市内に比べて幾分気温が低いせいか、道中見かける紅葉はこの時期でもきれいに色づいておりました。 今回は2クラスずつ合計4クラスの授業を50分ずつ2回にわたって行いました。学校に到着し授業の準備を行いつつ、台詞の復習を行います。幸い私はスライドにほとんどの台詞が記載されているマネタ社長の配役でしたので、気は楽です。 ベテラン講師の小林弁理士の司会進行に沿って授業が開始しました。同じくベテラン講師の水田弁理士がユメノ社長を努めます。さすがにお二人ともベテランだけあって、滞りなく授業が進みます。デパート社長役の先生もかなり上手に演じられます。小林弁理士が寸劇途中の段階でユメノ社長の「服の神」とマネタ社長の「マジックハンガー」について、どちらの商品を購入するかと生徒達に質問をしたところ、おおよそ半数ずつに分かれました。そこで、「マジックハンガー」を選んだ生徒達に理由を聞いてみたところ、構造の相違(例えば「服の神」はフック部分が座っている時に背中に当たって痛そうなのに対し、「マジックハンガー」はフックがないため、こちらを購入したい)に起因して選択するという意見が多く、驚きました。司会進行の小林弁理士が、同じフックを用いていたらどうですかと改めて質問すると(つまり単なる値段の違いで質問すると)、「マジックハンガー」を選んだ生徒の数が増えたので、すごく注意深く商品の構成を見ているのだなぁと感心しました。 小生は小学校の知財授業の経験が多いのですが、小学生と比べてかなり集中して聴講しているという印象を受けました。おそらく今回の授業の内容について、先生の「後日テストに出題しますよ」といった発言のプレッシャーが少なからずあったと思われます。しかし、授業が進むにつれて積極的に発言する生徒も多くなり、クイズタイムでは盛り上がりもあって、楽しく授業を行うことができました。なお、校長先生は既に「服の神」を購入されており、授業後の話も盛り上がりました。 |


興味津々の生徒達に講義を行う講師
※「服の神」は株式会社日乃本錠前の登録商標です。