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知財授業報告書「島本町立第一小学校」

関西会知財授業担当 福島 芳隆



日  時 令和元年10月26日(土) 11:30-12:15
場  所 島本町立第一小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 6学年2クラス60名
講  師 後 利彦、福島 芳隆
コメント この度、私達が訪問したのは、京都府と大阪府の境が近くにある、島本町立第一小学校です。
島本町立第一小学校は、大阪府三島郡島本町にある公立小学校であり、全校児童約380名で各学年2クラスの小学校です。学校創立は、明治7年3月1日という歴史ある小学校です(http://www.shimamoto-ele01.ed.jp/enkaku.htm)。
最寄り駅は、JR島本駅と阪急水無瀬駅。近くには、小野薬品工業水無瀬総合研究所、積水化学工業水無瀬研究所、サントリー山崎蒸溜所等の有名な企業が立ち並び、昔、小学校の周りは田んぼが多かったそうですが、今は住宅街の中に、堂々と凛として校舎が鎮座している雰囲気の第一小学校で45分の知財授業を行いました。
寸劇授業「君も今日からエジソン」の司会担当の後(うしろ)弁理士は、なんと、この第一小学校が母校とのことで凱旋授業。しかも、日本弁理士会関西会で何年も知財授業をご経験されており、頼もしく、私は、今回、アシスタント役として、エフ博士等を担当させていただき、知財授業の楽しい進め方を勉強できました。
知財授業前、11時半に到着し、この日、第一小学校では、土曜授業参観日ということで、沢山の保護者の方々が校舎内や運動場に溢れるようにいらっしゃって、そこをかき分けるように、担当の大前先生と出会い、ご挨拶。その後急いで、授業が行われる家庭科室に向かい、弁理士会から届いていた道具を後弁理士と確認、二人で打合せ、リハーサル。その後、大前先生とも短い時間でしたが打合せをし、準備万端?とまで言えない状況で、バタバタで授業が始まりました。
知財授業は、チャッピー君の腹筋背筋で始まり、大ウケ!まずは、児童達のツカミはOK!ほっとしたところもつかのま。すぐさま、授業を続けました。しかし、後弁理士の慣れた進行で、「サラカップル」、「カタシャンボトル」、「肩ブレラ」等たくさんの発明品が登場して児童達は大喜び。我先に挙手回答する児童達の勢いを感じながら、クイズタイムまであっという間に過ぎ去りました。寸劇のクライマックスに怪人X役の大前先生登場に児童達はさらに大喜び!私は、次々発明品の準備にバタバタ状態ですが、何とか45分の短い時間内で、授業を予定どおり進行するお手伝いができたと感じています。
この知財授業によって、児童の皆さんには、特許権を持った人の発明をモノマネして勝手に安く売ってはいけないこと、発明や発明者を守るのが弁理士の仕事であること等が、少し分かっていただけたことと思います。そして、なんといっても、発明品って面白い!というような、児童達の純粋な笑顔が沢山見れて、私も嬉しく、達成感を感じ、名残惜しく、第一小学校の校門前で写真を撮った後、また、弁理士の仕事を頑張ろう!と、学校をあとにしました。
これから、まだまだ知名度が高いとは言えない私たち弁理士の仕事を関西地区で地道に広めていく必要性を感じ、今後も引き続き、この知財授業を行っていきたいと強く思いました。


興味津々の児童達に講義を行う講師陣


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