知財授業報告書「西脇市立芳田小学校」
関西会知財授業担当 柏原 啓伸
日 時 | 令和2年10月23日(金) 10:40-11:25 |
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場 所 | 西脇市立芳田小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 5年生1クラス12名 |
講 師 | 水田 慎一、柏原 啓伸 |
コメント | 兵庫県西脇市立芳田(ほうた)小学校にて知財授業(寸劇)を行って参りました。JR加古川線西脇市駅から車で10分程、山裾の田園地帯にある小学校でした。前日ホームページを見て知ったのですが、あと数年で創立150周年を迎える伝統のある学校です。 受講してくれたのは5年生12名のクラスです。司会進行の水田弁理士の話に、全員が集中して聞いてくれていました。導入部での質問「発明って何でしょう」との問いに、「作ること」「新しいもの」という、まさに欲しいキーワードが挙がり、テンポよく、すいすい授業は進みました。 けれども、このコロナ禍の昨今ですので、講師側の私たちも、児童の皆さんも、クラス担任の先生も、勿論、ずっとマスク着用です。サラカップルや、カタシャンボトルや、肩ブレラなど、色々な発明品も直接触ってもらうことができず、少しもどかしい思いも残りました。とはいえ、サラカップルのための課題提起「コップとサラとで両手が塞がってしまいます。どうしたら不便が無くなるかな。」に対して「サラを頭の上に置けばよい。」と応えてくれるなど、沢山の興味深いアイデアを出してくれました。 怪人X役の担任の先生が登場するとやはり一番の盛り上がりとなります。クイズタイムは駆け足でしたが、皆よく知っているなあ、というのが感想です。 「発明」とはどういうものかは、かなり分かるけれど、「特許」「特許権」の意味はやや分かりにくい、という感じを受けました。寸劇は面白く見せることができましたが、「権利を独り占めする」「作ることを許可する」「裁判を提起する」等は、少し伝わり難かったかもしれません。 今日の知財授業の一部でも児童の皆さんの記憶に残り、将来少しでも何らかの役に立ってくれれば、と願うものです。 |


興味津々の児童達に講義を行う講師