知財授業報告書「大阪府立千里高等学校」
関西会知財授業担当 古田昌稔
日 時 | 令和2年12月3日(木) 10:20-12:00、12:50-14:30 |
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場 所 | 大阪府立千里高等学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | その他 (高校・高専知財授業(寸劇)および中・高校知財授業(講義)) |
対 象 | 1年生3クラス120名 |
講 師 | 水田 慎一、立川 伸子、古田 昌稔 |
コメント | 今回私たちが訪問した大阪府立千里高等学校は、大阪北部の千里ニュータウンに位置しています。本校は国際文化科と総合科学科の2学科からなり、文部科学省のスーパーグローバルハイスクール及びスーパーサイエンスハイスクールにも指定されているユニークな学校です。今回は、総合科学科1年生3クラスの生徒の授業を午前1クラス、午後2クラスに分けて行いました。 2時限の授業時間が割り当てられたため、前半の授業では「きき湯」「AiT」のコンテンツを使用して、水田弁理士が講義形式で知的財産制度の概要を説明しました。後半の授業では、「おにぎりパック特許権物語」のコンテンツを用いて寸劇形式で特許権の取得から特許権侵害を巡る攻防までを説明しました。寸劇形式の授業では、主講師の弁理士役を立川弁理士、補助講師のナレーター役を私が担当しました。講義形式の授業ではやや眠そうにしていた生徒も寸劇形式の授業は興味深く話を聞いてくれたように思います。 授業の終了後の質疑応答において、「特許請求の範囲に記載された発明の一部を実施した場合は侵害になるのか?」という質問をした生徒がいました。知的財産権に関する授業は今日が初めてだと担任の先生から聞いていたのですが、短い時間で特許法の1つの論点に気付いた生徒がいたことに驚かされました。 授業を始める前に弁理士という職業を知っているかどうか尋ねたところ、弁理士のことを知っている生徒は僅かでした。弁理士という職業のことをもっとよく知ってもらうとともに、今日授業を受けた生徒の中から将来の発明者や弁理士が一人でも多く出てくることを期待して学校を後にしました。 |
興味津々の生徒達に授業を行う講師
※「きき湯」は株式会社バスクリンの登録商標です。